飛耳長目ノート

日々の「気になること」「雑学」について書いていきます。ブログを書くことで日本をもっと知っていきたいと思っています。

違いを生む「違い」

チャーハンとピラフ、そして、焼き飯…。違いは何?

2016/11/06

私はチャーハンピラフといった
味のついたお米の料理が大好きです。

何もしていないご飯も好きなのですが、
味のついたお米の料理は各国それぞれの個性があって、
何とも言えない美味しさなんですよね。

チャーハンピラフナシゴレンパエリヤなどなど…。どれも美味。
とはいえ、そこで気になるのが、その違い

特にチャーハンとピラフは身近な料理だけに特に気になります

チャーハンピラフ
そして、チャーハンとよく似た焼き飯の違いを調べてみました!

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チャーハンとピラフ、焼き飯の違いは?

チャーハン、ピラフ、焼き飯の違いはいろいろあります。

例えば香辛料

チャーハンは中華料理ですので、塩や胡椒、ごま油などを使います。
ピラフは洋風なので、バターやブイヨンなどですね。
焼き飯だと和風だしやオイスターソースを使います。

お店などでも区別ができますね。

チャーハン中華料理店
ピラフファミリーレストラン喫茶店などが多いですね。
焼き飯中華料理店以外のお店でよく出てきます。

ちなみにチャーハンであっても中華料理店以外なら、
焼き飯といって出されることもありますので、複雑です。

とはいえ、最大の違いとされているのは作り方です。

チャーハンと焼き飯はご飯を炊いてから調理しますが、
ピラフは生のお米の状態から調理するんですね。

ピラフは生のお米を炒め、その後で、スープで炊くという料理なんですね。

cha-han2

では、チャーハンと焼き飯の違いはというと
これも作り方の違いが大きいです。

チャーハンは卵とご飯を炒めてから具を入れ、
焼き飯はご飯を炒めてから、卵と具を入れる
んですね。

黄金チャーハンと言われるように、
一緒に炒めるからこそ卵がご飯をコーティングするんです。

後は「炒める」と「焼く」の違い。

焼き飯はもともと関西発の料理で、
鉄板を使って作る料理なのです。

チャーハンは炒めて、パラパラにしますが、
そんなチャーハンと焼き飯だとだいぶ食感が違うのは
そういった生まれの違いが関係しているのです。

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チャーハンとピラフの共通点は?

逆に共通点も見ていきましょう。

もちろん、お米を使っているというのが同じですが、
最大の共通点はもともとの料理です。

チャーハンやピラフの原型はインドの料理「プラーカ」

プラーカというのは
鶏や豚を煮た煮汁でご飯を炊き、
その煮込んだ肉と一緒に炒めた料理

そこから、今もあるビリヤニなどにもつながるわけですが、
それが、東に行ってチャーハンとなったわけです。

pilaf

ピラフも同じで、プラーカが、途中でトルコピラウに変わり、
最終的に西洋にたどり着いて生まれました。
パエリヤリゾットなども同様ですね。

ちなみに同じチャーハンでも
台湾ではスープで炊くピラフと同じような製法なんですよ。

そんな違いももとが「プラーカ」だとわかれば納得できますね。

まとめ

もう一度整理してみましょう。

ピラフとチャーハン、焼き飯の違いは
ピラフが米を炒めてからスープで炊く料理なのに対し、
チャーハンと焼き飯は炊いた米を調理する料理ということ。

また、チャーハンと焼き飯は卵を入れるタイミングで区別できます。
チャーハンはご飯と卵を一緒に炒め、
焼き飯はご飯を炒めてから卵を投入します

元はと言えば同じ料理から発生したチャーハンとピラフ。
味だけでなく、作り方の違いも感じながら次は食べようと思います!

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