飛耳長目ノート

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違いを生む「違い」

定規と物差しの違いは何?英語ではどう言う?

算数や数学の授業でよく使った文房具定規がありますよね。

物差しと言っていた人や「さし」と言っていた人もいるかもしれません。
関西では直線定規を「さし」と呼びますよね。

ひょっとしたら定規と物差しを一緒だと思っていた人もいるのではないでしょうか?

実はこの2つ違うんです。

では、何が違いなのでしょうか?
英語でも違うのでしょうか?

調べてみました!

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定規と物差しの違いは何?

定規と物差しはとても似ていますが、実は全く違った用途を持っているのです。

定規と物差しの機能は以下の通りです!

定規は直線や曲線・角を引くためのもの

物差しは物の長さを測るもの

でも、こう書くと疑問が生じますよね。
物差しが長さを測るというのは分かりますが、
定規にも目盛りがあるので、定規でも長さは測れるのでは?

もしくはこう思う人もいるかもしれません。
物差しでも線を引けるのでは?

それはその通りなのですが、
実はそれは本来の役割ではなく、
本当は代用してはいけないのです!

まず、定規から。

直線定規や三角定規には確かに目盛りがありますが、
これは計量器としての検定を受けたものではありません。

しかも、定規の端から内側に少し間隔を空けたところから
目盛りが始まるので、正確な計量に向かないのです。

次に物差しです。

物差しは長さを測るという用途がありますから、
温度変化で伸縮が少ない材質で作られます。

物差しがステンレスでできているのはそういった理由です。
また、物差しは定規とは違い、端から目盛りがついています

でも、線を引いても大丈夫なのでは?と思いがちですが、
そうはいかないのです!

物差しで線を引くと物差しに徐々に歪みが生じ、
本来果たすべき計量機能に良くない影響を及ぼしてしまうんです。

微妙な違いといえばその通りなのですが、
線を引く、長さを測るという正確性を重んじる機能なので、
ここは守らなければならないんです!

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英語で定規と物差しは何という?

では、定規と物差しは英語では何というのでしょうか?

rulerと覚えている人も多いと思いますが、ruler定規の訳。

実は物差しの訳は違ったものとなります。

それがscaleですね。

rulerとscaleの定義も見ておきましょう。

A ruler is an instrument used often in geometry and engineering drawing.
定規は幾何学や工業での描画に用いられる器具。

A scale is an instrument that is used in geometry to measure length.
物差しは幾何学などで長さを測るために用いられる器具。

英語でもはっきり違いがあるんですね!

まとめ

それでは、まとめてみましょう。

定規は英語でrulerで、直線や曲線・角を引くためのもの。

物差しは英語でscaleで、物の長さを測るもの。

両者は代用できない。

これまで全然区別していませんでしたが、
実は結構深い違いがあったんですね!

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