落花生を節分の豆まきに使う?その理由は?
2016/11/15
節分といえば、豆まき。
豆まきでまく豆は何だかご存知ですか?
多くの人が大豆と答えるはずです。
でも、落花生と答える人もいるんですね。
節分といえば、大豆と思っていた人はびっくりしますよね。
落花生ってそもそも豆か?っていうところもありますし…。
節分に落花生をまく地域はどこなのか?
なんで落花生をまくようになったのか?
調べてみました!
なぜ豆まきに落花生を使うようになったのか?
落花生を豆まきに使うようになった理由の前に、
落花生について調べてみました。
落花生はそもそも豆なのでしょうか?
落花生は地中にできますから、
大豆とはだいぶ違いますよね。
違いはありますが、確かに落花生は豆の一種です。
また、落花生を別名、ピーナッツと呼びますが、
実はナッツとも異なるんですね。
ですから、豆まきに落花生を使っても
豆まきに変わりはないわけです。
でも、なぜ、落花生を使うようになったのでしょう?
リサーチしていてよく出てくる答えは「掃除が楽」というものです。
落花生を豆まきに使う場合、
殻付きのままでまき、まいた落花生を拾い集めて食べるんですね。
大豆の場合、拾い集めたものを食べることはあまりないですよね。
また、まいた豆を踏んでしまったりするので、
掃除も大変だったりします。
落花生は大豆より拾いやすいですし、
拾って食べられるので、合理的でもあります。
こう言われてみると落花生を豆まきに使うのもわかりますね!
落花生をまく地域は?
では、落花生をまく地域はどこでしょうか?
落花生の生産量が日本一なのは千葉県。
特に千葉の八街市(やちまたし)がトップです。
千葉といえば、味噌ピーナッツなどが有名ですよね。
2位が茨城県。千葉と茨城で90%を超えます。
ということは千葉や茨城では落花生をまくのでしょうか?
それは違います。
民間の調査によれば落花生を使う割合が高いのは北海道、東北、新潟、長野などとなっており、北海道では国内での生産が拡大した昭和30~40年代に大豆から落花生に替わってきたとも言われます。雪の多い地域で使う割合が高いのは、雪の中に撒いた豆を拾うのは落花生の方が楽ですし、後で食べることを考えると殻に入った豆の方が衛生的である等の合理的な理由が伴っていると考えられます。
全国落花生協会http://www.jpf.or.jp/oyakudachi/faq.html#sonohoka01より引用
全国落花生協会によると落花生をまくエリアは
北海道、東北、信越地方となっています。
それ以外にも多少割合は少ないですが、鹿児島や宮崎でも行われているようですよ。
また、落花生がまかれるようになったのは
昭和30年代から40年代とのこと。
それほど古くない変化なのですね。
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年の数だけ食べる習慣はどうしている?
では、豆まきのもう1つのポイントである、
年の数だけ豆を食べる習慣はどうしているのでしょうか?
落花生の場合、殻ごとに数えるか、
殻をむいた中身で数えるかで相当数は違ってきますよね。
もちろん、大豆などもそうなのですが、
大豆はさやに入った状態でまくことはありません。
こちらについては決まったルールはないようです。
中身の家庭もあれば、殻で数える家庭もあります。
多少、殻付きの方が多いようですね。
たくさん食べすぎると吹き出物が出てしまいそうですよね!
まとめ
- 北海道や東北、信越地方や九州の一部では
豆まきに落花生を使う家庭が多い - 落花生をまく理由は掃除のしやすさや無駄のなさ
- 年の数を食べる際は殻ごと数える家庭が多い
私は関東の出身なのでやったことがありませんが、
今度の節分では落花生をまきたいと思います!