私はチャーハンやピラフといった
味のついたお米の料理が大好きです。
何もしていないご飯も好きなのですが、
味のついたお米の料理は各国それぞれの個性があって、
何とも言えない美味しさなんですよね。
チャーハン、ピラフ、ナシゴレン、パエリヤなどなど…。どれも美味。
とはいえ、そこで気になるのが、その違い。
特にチャーハンとピラフは身近な料理だけに特に気になります。
チャーハンとピラフ、
そして、チャーハンとよく似た焼き飯の違いを調べてみました!
チャーハンとピラフ、焼き飯の違いは?
チャーハン、ピラフ、焼き飯の違いはいろいろあります。
例えば香辛料。
チャーハンは中華料理ですので、塩や胡椒、ごま油などを使います。
ピラフは洋風なので、バターやブイヨンなどですね。
焼き飯だと和風だしやオイスターソースを使います。
お店などでも区別ができますね。
チャーハンは中華料理店。
ピラフはファミリーレストランや喫茶店などが多いですね。
焼き飯は中華料理店以外のお店でよく出てきます。
ちなみにチャーハンであっても中華料理店以外なら、
焼き飯といって出されることもありますので、複雑です。
とはいえ、最大の違いとされているのは作り方です。
チャーハンと焼き飯はご飯を炊いてから調理しますが、
ピラフは生のお米の状態から調理するんですね。
ピラフは生のお米を炒め、その後で、スープで炊くという料理なんですね。
では、チャーハンと焼き飯の違いはというと
これも作り方の違いが大きいです。
チャーハンは卵とご飯を炒めてから具を入れ、
焼き飯はご飯を炒めてから、卵と具を入れるんですね。
黄金チャーハンと言われるように、
一緒に炒めるからこそ卵がご飯をコーティングするんです。
後は「炒める」と「焼く」の違い。
焼き飯はもともと関西発の料理で、
鉄板を使って作る料理なのです。
チャーハンは炒めて、パラパラにしますが、
そんなチャーハンと焼き飯だとだいぶ食感が違うのは
そういった生まれの違いが関係しているのです。
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チャーハンとピラフの共通点は?
逆に共通点も見ていきましょう。
もちろん、お米を使っているというのが同じですが、
最大の共通点はもともとの料理です。
チャーハンやピラフの原型はインドの料理「プラーカ」。
プラーカというのは
鶏や豚を煮た煮汁でご飯を炊き、
その煮込んだ肉と一緒に炒めた料理。
そこから、今もあるビリヤニなどにもつながるわけですが、
それが、東に行ってチャーハンとなったわけです。
ピラフも同じで、プラーカが、途中でトルコのピラウに変わり、
最終的に西洋にたどり着いて生まれました。
パエリヤやリゾットなども同様ですね。
ちなみに同じチャーハンでも
台湾ではスープで炊くピラフと同じような製法なんですよ。
そんな違いももとが「プラーカ」だとわかれば納得できますね。
まとめ
もう一度整理してみましょう。
ピラフとチャーハン、焼き飯の違いは
ピラフが米を炒めてからスープで炊く料理なのに対し、
チャーハンと焼き飯は炊いた米を調理する料理ということ。
また、チャーハンと焼き飯は卵を入れるタイミングで区別できます。
チャーハンはご飯と卵を一緒に炒め、
焼き飯はご飯を炒めてから卵を投入します。
元はと言えば同じ料理から発生したチャーハンとピラフ。
味だけでなく、作り方の違いも感じながら次は食べようと思います!