飛耳長目ノート

6月24日はドレミの日!その由来は洗礼者ヨハネとの関係は?

6月24日ドレミの日と言われています。

ドレミとはもちろん、
ドレミファソラシのこと。

いわゆる音階ですね。

ドレミに記念日があるのも知りませんでしたが、
そもそもドレミの起源って知りませんよね。

記念日を調べるついでにドレミの起源も調べてみました!

ドレミの日の由来は?

では、まずはなぜ6月24日がドレミの日になったかから!

それは1024年6月24日にイタリアの僧侶、
グイド・ダレッツオが音階の存在に気づいたことが由来。

1024年ですから、相当昔の話ですが、
なぜか、6月24日と明確な日にちがあります。

実はこの6月24日は別の意味で有名なんですね。
6月24日は洗礼者ヨハネの誕生日なんです。

洗礼者ヨハネはイエス・キリストの半年前に生まれたとされます。
ですので、12月24日の半年前の6月24日が誕生日

この日はカトリックや正教会、ルーテル派など
様々な宗派でも休日となっています。

キリスト教で誕生日が祝日となっているのは
イエス・キリスト聖母マリア洗礼者ヨハネのみ。

ですから、とても重要な日なのです。

でも、洗礼者ヨハネと音階がどう関係しているかというと、
この日ダレッツオの指導でヨハネ賛歌が歌われたからです。

そのヨハネ賛歌からドレミが生まれたのです。

ドレミファソラシの起源は?

6月24日にヨハネ賛歌が歌われ、
それで音階が定められた。

でも、それだけだとしっくりきません。

音階があるのはわかりますが、
そもそもドレミファソラシはどう決められたのでしょう?
1つ1つの音階の名前は別になんでも良さそうですよね。

これはやはりヨハネ賛歌からきています。
実はヨハネ賛歌は各小節の最初の音が1音ずつあがっていきます。

そのため、ダレッツオが音階の存在に気づいたんです。

では、音階の名前はというと、
これはヨハネ賛歌の歌詞から来ています。

Ut queant laxis(あなたの僕が)
Resonare fibris(声をあげて)
Mira gestorum(あなたの行いの奇跡を)
Famuli tuorum(響かせることができるように)
Solve polluti(私たちのけがれた唇から)
Labii reatum(罪を拭い去ってください)
Sancte Johannes(聖ヨハネ様。)

この7つの小節のうち、最初の6つがドレミファソラの元になりました。

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つまり、こういうことです。

Utから「ウト」、Resonareから「レ」、
Miraから「ミ」、Famuliから「ファ」、
Solveから「ソ」、Labiiから「ラ」。

最初のUtはのちに「ド」になりました。
そして、最後のSancte Johannesからのちに「シ」が生まれました。

「シ」に関しては色々な説があります。

例えば、それぞれの頭文字をとってSJとなり、
JはIの異字体なのでSIで「シ」といったものですね。

こんな起源があったなんてびっくりですよね!

まとめ

最後にまとめです!

ドレミの日はグイド・ダレッツオがヨハネ賛歌から
音階の存在に気づいたことから制定されました。

ドレミファソラシの音階はヨハネ賛歌の小節の最初のところからできています。

6月24日は洗礼者ヨハネの誕生日でもあり、
ドレミの日でもあります。

でも両者にこんな関係があったとは!

歴史って面白いですね!