7月22日は円周率の日と言われています。
あれ、3月14日が円周率の日では?と思う人も多いですよね。
私もそう思っていましたし、
一般的にはそうです。
でも、調べてみると円周率の日とされる日は他にもいくつかあります。
例えば12月21日などがそう。
どういうことなのでしょうか?
調べてみました!
7月22日や12月21日はなぜ円周率の日?
3月14日が円周率の日なのは簡単に分かります。
3.14159265…と続くわけですから、最初の3つの数字を取ったわけです。
この日はアインシュタインの誕生日だったりもするので、
日本数学検定協会によって「数学の日」としても制定されています。
それでは、7月22日や12月21日はどういうことなのでしょうか?
これらは円周率の近似値の日なんですね。
例えば、7月22日を見てみましょう。
7月22日はヨーロッパなどでは22/7と書かれます。
これを分数としてみると7分の22。
少数にすると3.142…。
円周率の近似値になっていますね。
実はこの7分の22はギリシャの数学者アルキメデスが
世界で最初に計算した円周率の近似値なんです。
そう言われてみると納得ですよね。
12月21日も同じような起源を持ちます。
こちらは中国起源ですね。
ただ、こちらはちょっと複雑です。
12月21日は1月1日から数えて355日目。
この355というのが南北朝時代の数学者祖沖之(そちゅうし)が求めた
円周率の近似値に関係しているんです。
それが355/113なんです。
113分の355ということですね。
この近似値は3.14159292…となり、小数点以下6桁まで正確なんですね。
ただ、なぜ、355の方を使ったのかは分かりませんでした。
113の方がシンプルで良さそうなものですけどね。
ちなみによく考えてみると円周率に一番近いのは12月21日ですから、
こちらを円周率の日にしてもいいのかなと思いますが、
やっぱり3.14という慣れ親しんだ数字がわかりやすいんでしょうね。
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まとめ
それではまとめてみましょう!
円周率の日は3月14日ですが、
それ以外にも円周率の日とされる日はあります。
それらは円周率の近似値の計算から生まれています。
7月22日はアルキメデスの近似値から、
12月21日は祖沖之の近似値からできた記念日です。
円周率の日を調べてみたら思わぬ数学の勉強になりましたね!