そろそろ父の日ですね。
父の日は母の日と同じで
決まった日付がないので、
覚えにくいですよね。
そんな父の日ですが、
なぜ、6月第3日曜日となったのでしょうか?
その由来はどのようなものなのでしょうか?
他の国にも父の日はあるのでしょうか?
調べてみました!
父の日の由来は?
父の日はどのようにして制定されたのでしょうか?
この経緯は母の日ととても似ています。
というより母の日の影響で生まれたと言ってもいいでしょう。
父親に感謝する日を作ってほしいと訴えた人物は
アメリカのソノラ・スマート・ドットさん。
ソノラさんのお父さんは軍人で、
南北戦争の際に従軍し、戦地に向かいました。
日本の戦争に関わるドラマでもよく描写されますが、
戦争中に父親が召集されてしまうと
残された家族はとても苦労します。
ソノラさんの家族も同様で、
ソノラさんのお母さんは6人の子どもたちを抱え、
働きながら生計を立てて行く必要がありました。
生活はとても苦しかったと思います。
そんな苦しさもあったのか、
お母さんは南北戦争終結後、
しばらくして過労で亡くなってしまいます。
復員したソノラさんのお父さんは子どもたち6人を抱え、
働きながら生活をし、子育てをしました。
南北戦争後のアメリカは現在のような豊かな国ではありませんでした。
ソノラさんのお父さんにも並並ならぬ苦労があったことでしょう。
子どもたちの成人を見届け、父親は世を去ります。
そんな父親を思い、6人兄弟の末っ子である
ソノラさんが父親に感謝する日を!と訴えるようになったのです。
それが1909年のこと。
彼女は教会の牧師さんにお願いして礼拝をしてもらいます。
それが全国的に広まったのは1916年。
アメリカのウッドロー・ウィルソン大統領が
ソノラさんらが行っていた父の日の祝典で演説をしたことがきっかけです。
ただ、この時期はまだ現在のように
6月の第3日曜日とは決まっていませんでした。
1966年にリンドン・ジョンソン大統領が大統領告示を出して
父の日の日時が現在のように決まりました。
父の日は他の国にもあるの?
父の日は他の国にもあるのでしょうか?
6月の第3日曜日に父の日を祝う国は母の日と同様、
たくさんあります。
大きな国をあげると中国やイギリス、インド、カナダなどです。
それに対して別の日に祝う国もあります。
ソノラさんがお願いしたのは牧師さん。
つまり、ソノラさんはキリスト教徒でもプロテスタントなんです。
ですから、カトリックの方が多い国では
違う時期に父の日を祝うのですね。
イタリアやスペインなどがそうです。
これらの国では3月19日の聖ヨセフの日を父の日としています。
面白いのは台湾の父の日。
父の日が8月8日なんです。
これは何となくわかりますね。
「八」は「パ」と読むので、
「八八」で「パパ」なんですね。
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まとめ
最後にまとめていきましょう。
父の日はソノラ・スマート・ドットさんが
苦労して自分たちを育ててくれた父親に感謝するということで始まりました。
父の日は世界中にありますが、
宗教など様々な要因で違う日に祝われています。
ちなみに日本に入ってきたのは1950年ごろから。
母の日ほど認知度は上がらず、一般的になったは1980年代。
デパートなどが販売戦略としてイベントを開いたのがきっかけです。
この辺の事情はバレンタインデーなどとも似ていますね!