飛耳長目ノート

がま口を英語で説明すると?実は舶来品!

日本ならではの財布としてがま口をイメージする人
多いのではないでしょうか?

名前もユニークですし、
いかにも日本初っていう感じですよね。

でも、それは違うんです。

実は、がま口は西洋から入ってきたものなんです!

がま口はいつから日本にやってきたのでしょうか?
英語でがま口は何というのでしょうか?

調べてみました!

がま口はいつ日本に入ってきた?

がま口はいつ頃、日本に来て、
使われるようになったのでしょうか?

がま口が初めて日本に入って来たのは
明治時代とされています。

日本にがま口を持ち込んだのは
山城屋和助という人物とされています。

この人は長州藩出身で、政府の御用商人となり、
最終的には陸軍省から借りた多額のお金を返済できず、
自殺してしまった人物です。

これを山城屋事件と言いますね。

その山城屋和助牛革製の鞄などと共に
がま口を日本に持ち込み、販売をしました。

がま口という名前は財布の口の形状がガマガエルの口にそっくりであることから生まれました。

また、カエルは「お金が返る」ということから金運を招くとされていたことも
がま口という名前が定着した理由でしょう。

がま口は英語で何という?

では、がま口英語でなんというでしょうか?

purse with a metal claspなどという訳語もありますが、
外国でよく使われているのはframe purseframe clutchなどです。
フレームのついた財布という意味ですね。

この2つで検索してみるとたくさんの外国のがま口財布をみることができます。

がま口そのものは外国の人にとって特別珍しいものではないですが、
がま口の名前の由来は説明してもいいかと思います。

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こんな感じでどうでしょう。

We call a frame purse “gamaguchi”.
私たちは金属のフレームがついた財布のことをがま口と呼びます。

The name “gamaguchi” comes from gama’s kuchi.
がま口という名前はガマの口から来ています。

Gama’s kuchi means toad’s mouth.
ガマの口というのはカエルの口という意味です。

Japanese thinks a frame purse looks like toad’s mouth.
日本人はフレームのついた財布がカエルの口に似ていると考えるのです。

In Japanese, kaeru also stands for “come back”.
日本語ではカエルは「返る」という意味にもなります。

So, we hope our money comes back to us by using gamaguchi.
ですから、がま口を使うことによって、私たちはお金が戻ってくることを祈るのです。

まとめ

まとめてみましょう。

がま口はそもそも外国生まれの財布で、
日本にやって来たのは江戸時代でした。

英語での呼び名はframe purseです。

外国にあるとは言っても、
日本ならではのデザインのがま口も人気です。

ぜひ、いろいろ説明できるようにしてくださいね!