テレビで事故のニュースなどが流れると
気になるのが巻き込まれた人たちの状況ですよね。
命に別状なければいいのですが…といつも思います。
そんな中、気になるのが、
怪我の状況を表す言葉。
軽傷がそれほど重くないのは字面からわかりますが、
重傷や重体がどうなのかはいまいちわかりませんよね。
重体と重傷の違いを調べてみました!
重体と重傷の違いは?
重体と重傷の違いは何でしょうか?
シンプルに言えば、こうなります。
意識不明など命に関わるような症状を重体
全治1ヶ月以上の負傷を重傷
と言うことで、重体は重傷より程度が重いわけですね。
もう少し詳しくみていきましょう。
重傷は命に別状がないけれども深い傷を負った場合を指します。
命に別状がないので、治るまでの期間も言えるわけですね。
重体は脳や内臓に大きな損傷があったりして、生死に関わる状態です。
ですから、全治○ヶ月と言えません。
生命の危機にあるので当たり前ですね。
ちなみに軽傷とは重傷よりも軽微な状況を示します。
具体的には全治30日未満ですね。
重傷と重症の違いは?
続いては重傷と重症の違いを見ていきましょう。
これもよくわかりにくいですよね。
字面だけだと重傷は傷のこと、
重症は症状のことを指すように見えます。
「重傷=怪我」、「重症=病気」と言う解釈ですね。
でも、それは違うんです!
実はこれは消防の用語と警察の用語の違いなんです。
重傷は警察用語です。
警察ですから、基本的に事故や事件に関わるものを扱います。
また、警察官は病気を診ることはありません。
と言うわけで重傷は怪我に関するものとなるのです。
重症は消防署で用いられます。
救急搬送の際は事故による怪我だけでなく、
病気で苦しむ人も運びます。
ですから、重傷は怪我だけでなく、病気に関しても言われるわけです。
ちなみに重症の程度は重傷とは少し異なります。
重傷は全治30日以上でしたが、
重症は3週間以上の入院を必要とする傷病の程度を指します。
それ以下の入院なら、中等症で、
入院を必要としないものが軽症です。
最後に重篤や危篤についても見ておきましょう。
重篤は命を失う可能性のある疾病に用いられ、
危篤は重篤以上に緊急性の高い症状を指します。
この2つはどちらかというと医療用語ですね。
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まとめ
では、まとめましょう。
重傷は全治30日以上の怪我などを指します
重体は生命の危機にある怪我や症状を指します
これらは警察によって用いられます。
重症は3週間以上の入院加療を必要とする症状です
こちらは消防によって用いられます。
どちらにしても、あまりなりたくない症状ですよね。
事故には気をつけましょう!