正月も近づき、鏡餅シーズンになりましたね。
鏡餅というと最近では鏡餅体型などという使われ方もしますが、
本来は縁起をかついだもの。
でもいったいなぜ鏡餅というのか?
知らない人も多いとおもいます。
特に上に乗っているみかん、
本当はみかんじゃないって知っていました?
あれは本当は…。
鏡餅の由来は?
鏡餅の名前の由来は「銅鏡」から来ています。
歴史の授業で習った人もいると思いますが、
昔は鏡はとても神聖なもの。
神様が宿るところとされているのです。
そんな鏡に丸い餅の形が似ているということで
鏡餅と呼ばれるようになりました。
もう一つの説は「かんがみる」という言葉。
「鑑みる」とも書きますが、
意味は「良い手本などに照らして考える」というもの。
そこから「かんがみもち」→「かがみもち」となりました。
上に乗ってるみかんのような果物の由来は?
さて、鏡餅の上に乗っているみかん。
実はみかんではありません。
橙(だいだい)という果物。
みかんだと思っていた人も多いとおもいます。
ひょっとしたら実際にみかんが乗っていることもあるかもしれませんね。
この橙(だいだい)にも当然由来があります。
「家族が代々繁栄しますように」という祈りから、
「代々」→「橙(だいだい)」となったそう。
また、長寿祈願の意味も込められています。
橙は長い期間木から落ちない果物なんですって!
4年から5年は木になっているとも言われています。
そこから、長生きを祈って橙を乗っけるということになったわけです。
鏡餅に関するルールについて
というわけで鏡餅にはさまざまな祈りが込められている
ということがわかりました。
とはいえ、きちんとしたルールを守って飾らないと
そのご利益も無くなってしまいます。
では、ここでクイズ。
第1問 鏡餅はいつから飾るのがいいでしょう?
第2問 鏡餅はいつまで飾るのがいいでしょう?
第3問 鏡餅を食べる際やってはいけないことは?
さあ!考えてみてくだい!
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鏡餅を飾る時期は?
さぁ、解答です。
鏡餅の飾り始めは12月28日と言われています。
8は末広がりとして縁起のいい数字だからですね。
ちなみに次にいい日は30日と言われています。
31日は一夜飾りと言って避ける地域が多いですが、
地域によっては31日ということもあるようですよ。
29日は9(苦)がつくので避けましょう。
それでは、いつまでかについての解答です。
鏡餅は1月11日に鏡開きをするのが一般的です。
門松などは松の内の間飾りますが、
鏡餅はゾロ目が縁起がいいということで11日までなんです。
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鏡開きの注意点は?
さあ、最後に鏡開きの際の注意点です。
鏡開きとは、年神様に幸福を分けてもらうということで行われる行事。
その際には必ずとんかちなどで鏡餅を割ってから食べましょう。
包丁などで切ってしまってはダメなんです。
逆に食べ方に特に制限や決まりごとはないようです。
焼き餅はもちろん、お雑煮にしてもいいですよね。
鏡開きのころは正月気分も抜けきった頃ですから、
逆にお雑煮にすると新鮮でいいかもしれませんね!