鏡餅で気になるのが、鏡餅の段数。
2段の写真もあれば、3段の写真もありますよね。
お店に売っているのは2段なような気もしますが…。
なにか違いがあるのでしょうか?
調べてみました!
そもそもなんで重ねるの?
では、鏡餅が2段や3段の重ねたものになっているのはなぜでしょうか?
実は、言葉として「重ねる」が縁起がいいとされているんですね。
「福が重なる」や「年を重ねる」などとなり、
幸せや長寿につながっていくわけですね。
じゃあ、3段重ねはなんでなのか?
それは次のパートで!
鏡餅の段数はどれが正解?
鏡餅の段数は地方によって違いがあるようです。
関西地方などでは3段なようですね。
また、置く場所によっても異なってきます。
例えば台所に置く鏡餅は3段のところもあるようですよ。
ここで3段と2段の違いの理由を説明します。
2段重ねのの理由ですが、
2つの餅が陰と陽を表しているとされています。
3段のものは荒神様に関わる鏡餅なんですね。
荒神様は火やかまどに関する神様。
荒神信仰は瀬戸内地方を中心として盛んだったので、
現在でも西日本を中心に3段の鏡餅が用いられるようです。
ちなみに地域によっては台所に備える鏡餅は3段なのも
荒神様に供えるという意味です。
鏡餅の飾りはどうする?
最近は鏡餅はパック入りのものも多いですが、
きちんと飾る人も多いですよね。
2段の鏡餅には年に1度家に訪れるという年神様が宿られますから、
きちんとお供えをしたいものです。
よく一緒に飾るのが橙や串柿ですね。
これらにも由来があります。
鏡餅はもともとは鏡からきているものですが、
それ以外の飾り物も昔の三種の神器からきています。
「八咫の鏡」に見立てたのがが鏡餅で、
「八尺瓊の勾玉」に見立てたのが橙、
そして、「天叢雲剣」に見立てたのが串柿です。
串柿は柿が「嘉来」ということで
縁起がいいとされているそうですよ!
他にも昆布などを供える家庭もあるようですね。
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鏡餅はどこに供える?
供える場所も気になるところですね。
年神様は家のいたるところに分霊されるとされていますので、
鏡餅は家の各所に供えるのですが、
中心は床の間となります。
ない場合はリビングやダイニングでもいいそうですよ。
台所などにも飾りますが、
トイレなどはどうするか?気になりますよね。
ダメと言われることもあるそうですが、
年神様によってトイレが清められるという考え方もあるので、
気にしなくてよさそうです。
他の年始の飾りと違って鏡餅は食べられますからね。
いろいろなところに飾って縁起を担いで見るのもいいかもしれませんよ。