お盆玉ってご存知ですか?
いわゆるお盆ヴァージョンのお年玉です。
ネットでは話題になっている新しい行事です。
2014年には「お盆玉袋」というポチ袋が
全国の郵便局で販売され一気に認知度が高まりました。
私の周りではまだ一般的ではないのですが、
一般的になりそうですよね〜。
このお盆玉、どんな由来があるのでしょうか?
どうして最近になって話題になっているのでしょう?
調べてみました!
お盆玉の由来は?
お盆玉の由来は何でしょうか?
というかそもそも由来があるのでしょうか?
実はあるんです!
江戸時代、山梨県のあたりでは奉公人に衣類や下駄などを「お盆小遣い」と言って渡していたんです。
これが徐々に子どもにお金をあげるという風習に変わっていったんですね。
お年玉と違って神様などとは全然関係ないですね。
お盆は仏教的な行事ですからその辺は仕方ないのかもしれません。
お盆玉はなぜ話題になっている?
もともと地方限定のイベントだったお盆玉。
しかも、名前も元は「お盆小遣い」です。
これがなぜ最近話題になったのでしょうか?
これは山梨県の企業が「お盆玉」という造語を商標登録し、
お盆玉用のポチ袋を販売開始したからなんです。
その企業とは株式会社マルアイ。
山梨に本社を置き、紙製品などを扱っています。
ちなみにお盆玉が商標登録されたのは2010年。
まだまだ最近の話なんですね。
しかも、このお盆玉のポチ袋が
全国の郵便局で2014年に販売されたことも
お盆玉の定着に一役買っています。
バレンタインデーなどもそうですが、
日本は企業初のイベントが多いですよね。
古くは平賀源内の土用の丑の日も
うなぎ屋さんを助けるための行事ですし。
コンビニ発の恵方巻きもすっかり定着してしまいました。
このままいくとお盆玉も定着してしまいそうですね〜。
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お盆玉を英語で言うと?
最後にお盆玉を英語で言うとどうなるか考えてみましょう。
お盆玉自体はお年玉を参考にしたものですが、
由来は全く異なります。
お年玉は実態はNew Year’s allowanceですが、
由来や伝統を重視してNew Year’s rice cakeなどと言ってもいいでしょう。
でも、お盆玉は由来も実態も完全にお小遣いです。
というわけでシンプルにBon Festival’s allowanceでどうでしょうか。
昔の言い方である「お盆小遣い」を英語にした感じです。
個人的にはそこまで流行って欲しくない行事ですけどね!
まとめ
最後にまとめておきましょう!
お盆玉は山梨県の地域行事であるお盆小遣いをモデルにした行事。
お盆玉と名付け、ポチ袋を発売したのは
山梨県の株式会社マルアイという企業。
お盆玉をもし英語で言うならBon Festival’s allowanceが妥当。
こんな感じですね!
おじいちゃん、おばあちゃんの懐には痛い行事ですが、
子どもにとっては嬉しい行事です。
どうなるか注視していきましょう!