弟の子どもが大きくなってきて、
おじちゃんと呼ばれることが多くなってきました。
そんな時に気になるのがおじさんの漢字。
叔父と伯父と小父の3つがありますよね。
これらにはどのような違いがあるのでしょう?
調べてみました!
叔父と伯父と小父の違いは?
叔父と伯父と小父の違いは何でしょうか?
これは実はとてもシンプルな違いなんです。
ポイントはおじさんとお父さん・お母さんの年齢の差にあります。
おじさんと言うのはお父さんかお母さんの兄か弟なわけですが、
お父さんかお母さんの兄(=年上)なら伯父
お父さんかお母さんの弟(=年下)なら叔父
なのです。
では、小父はと言うと、よその年配の男性を指します。
要は血の繋がりのない近所のおじさんですね。
伯母と叔母と小母も同じ違いですよ!
どうして違いが生まれた?
両親より年上の兄弟なら伯父で年下の兄弟なら叔父なのはわかりました。
では、どうしてこのような違いになったのでしょうか?
その理由は伯と叔という漢字にあります。
この漢字ですが、元々は中国の兄弟の順番を表していたんですね。
最年長が「伯」、二番目が「仲」、
三番目が「叔」、最年少は「季」。
このようになっていたのです。
日本では一郎(太郎)、二郎、三郎などですが、
中国では伯、仲、叔、季とついたわけです。
例えば、三国志に出てくる司馬懿という人。
この人は「死せる孔明生ける仲達を走らす」の仲達です。
この仲達というのが字(あざな)なのですが、
この字でその人が何番目の子どもかが分かったりするのですね。
仲達ですから伯仲叔季の2番目。
ですから、司馬懿にはお兄さんがいたんですね。
今は使われませんが、
季父(きふ)というのもありました。
これは一番若い叔父を表した言葉ですね。
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ちなみに年下の伯父はいる?
伯父と叔父の違いは基本的に父母との年齢の差によりますが、
父より年下の伯父や父より年上の叔父もありえます。
どんなシチュエーションかというと
父親の姉の夫が父親より年下の場合などです。
父より姉は年上ですが、
その旦那さんが父より年上かはわかりませんよね。
漢字が変わるだけで発音は全く同じなので、
困ることはないですが、なかなか複雑ですよね!
まとめ
まとめましょう!
伯父と叔父と小父の違いはこんな感じです!
伯父は父母より年上の兄弟に使う
叔父は父母より年下の兄弟に使う
小父は血の繋がりのない年上の人に使う
ちなみに私は弟の子どもである
甥っ子から見ると伯父さんですね。
どちらにしても甥っ子が可愛くて仕方ありませんw。