飛耳長目ノート

かき氷を英語で説明してみよう!

暑くなってくるとかき氷が美味しくなってきますよね!

急いで食べると頭がキーンと痛くなりますが、
それも含めて夏らしい体験として大好きです。

最近では台湾かき氷なども人気ですよね。

さて、このかき氷ですが、
そもそもなぜかき氷と呼ぶかご存知ですか?

また、外国の人に説明するにはどうすればいいのでしょうか?

外国にも同じような食べ物がありますので、
日本独自のポイントを伝えたいですよね!

かき氷を英語で説明するにはどうすればいいかを調べてみました!

かき氷の語源は?

かき氷の語源はなんでしょうか?

「かき」という言葉が何を指すかがポイントになりそうですね。
いわゆる引っ掻くの「掻く」なのかなと思いがちですが、実は違うんです!

かき氷は漢字で書くと「欠き氷」なんです!
その由来はこうです。

かき氷はかなり昔から食べられている食べ物で、
実は平安時代清少納言も食べています。

清少納言の『枕草子』四十二段には次のようにあります。

削り氷にあまづら入れて 新しきかなまりにいれたる。

「かなまり」は金属製のお椀、
「あまづら」はツタの樹液を煮詰めて作ったシロップですね。

「削った氷にシロップを入れて、新しいお椀に入れた」と言ったところですね。

この当時のかき氷はとても高級品です。
清少納言も貴族の娘なので、食べられたわけです。

この当時、氷を作ったり保存したのが「氷室(ひむろ)」です。
その大切な氷の欠けたところを食べたところから「欠き氷」と呼んだんですね。

かき氷を英語で説明してみよう!

続いてかき氷の英語での説明ですね。

かき氷のような食べ物はアメリカにもあります。
あちらではsnow coneと呼ばれることが多いですね。

ただ、こちらは少し日本のものと違いますので、
違う言葉を使ったほうがいいでしょう。

一番シンプルに言うならshaved iceがいいですね。

ただ、これだとシロップに全く触れていませんので、
shaved ice topped with flavored syrupというとより正確です。

単にシロップだと味が付いていませんので、flavoredとつけましょう。

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他にもcrashed iceというのもありでしょうが、
crash「壊す」という意味なので、どちらかというと「かちわり氷」に近いです。
shave「薄く削る」ですから、かき氷のイメージに一番近いですね。

続いて、かき氷をそのまま発音して、
外国の人にわかるよう、もう少し詳しく説明をつけましょう。

Kakigori is a Japanese summer desert made of shaved ice, served with various syrups.
かき氷は日本の夏のデザートで薄く削った氷に様々なシロップをかけて食べます。

It is sometimes served with assorted toppings.
各種のトッピングをつけたものもあります。

Variety of syrup flavors include strawberry, melon, lemon, sweet plum, mango, orange, condensed milk and so on.
シロップの種類はいろいろあり、いちご、メロン、レモン、梅、マンゴー、オレンジ、練乳などがあります。

こんな感じで大丈夫でしょう。

あとは実際に食べてもらえれば完璧です。

日本らしさを感じるという意味では宇治金時などもいいですよね!