飛耳長目ノート

祝日と祭日の違いは何?

2017年祝日のタイミングがよくなくて、
休日が少なくなるそうですね。

日本は年間15日と結構祝日が多い方なんだそうですが、
それでも休みがすくなるのは残念ですね。

ところで、日本では祝日だけでなく、
祭日という言葉も使いますよね。
2つ合わせて祝祭日と言ったりもします。

この違いは何なのでしょう?
調べてみました!

祝日とは何?

まずは祝日について。

基本的に祝日は国が建国や独立など、
国にとって大きな出来事や記念日を制定したもの。

アメリカ合衆国なら独立記念日などがそうですね。

国が制定するわけですから、
当然、法律で定められているものです。

日本の場合、その法律は「国民の祝日に関する法律」です。
1948年に制定されました。

その中では「国民の祝日」「振替休日」「国民の休日」の3つが定められています。

「国民の祝日」がいわゆる祝日。
国が定めた仕事や学校を休む日ですね。

それに対して「振替休日」
祝日が日曜に被った時に代わりの休みになる日です。
2017年に祝日での休みが少なくなるのは
土曜に祝日が被っても振替休日にならないからです。

最後に「国民の休日」ですが、
これは祝日ではないが休みになる日です。
何だそりゃ?とお思いでしょうが、
これは祝日によって挟まれた日が休みになるというもの。

具体的には秋分の日敬老の日に挟まれるなどですね。
近年シルバーウィークなどと言われているのは
国民の休日などを含めて休みが9月に続くことを指しています。

祭日とは?

それに対して祭日とはどんな日でしょう?

祭日の「祭」からも想像できると思いますが、
これは宗教的に大事な儀式を行う日のこと。

祭る人はもちろん皇室です。
祭事を行うのは伊勢神宮などですね。

ちなみに祭日には
元始祭、新年宴会、紀元節、神武天皇祭、天長節、神嘗祭、
明治節、新嘗祭、大正天皇祭、春季皇霊祭、秋季皇霊祭
が含まれます。

これらは1947年までは皇室祭祀令で休日となっていましたが、
皇室祭祀令が1947年に廃止され、
1948年に「国民の祝日に関する法律」が定められて以来、
祭日という言葉は正式なものではなくなったんですね。
祝祭日という言葉も祭日という言葉の名残ですね。

とはいえ、祭日の中でも祝日と重なっているものは多いので、
現在でも祭日に当たっていた日は休みのことが多いです。

もともと祭日で現在も祝日な日は以下の通りです。

2月11日:建国記念の日と紀元節祭
3月19日~3月21日:春分の日と春季皇霊祭
9月22日~9月24日:秋分の日と秋季皇霊祭
11月3日:文化の日と明治節
11月23日:勤労感謝の日と新嘗祭(しんじょうさい)

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まとめ

それではまとめてみましょう!

祝日とは国が建国や独立などを記念として定めた休日
祭日とは皇室によって執り行われる宗教上の行事が行われる日(現在は休日ではない)

こうなります!
色々と調べてみると面白いですね!