いよいよ、春節が近づいてきましたね!
最近は爆買いがマスコミの注目を集めたりしているからか、
多くの人が春節に興味を持っているようです。
春節(チュンジエ)は中国の正月。
旧暦でのものなので、旧正月とも言います。
旧暦に従っているため、毎年日付が変わるのも特徴です。
今年の春節はいつなんでしょうか?
そもそも春節でどれくらい休みになるのでしょう?
調べてみました!
2017年の春節はいつ?
春節は旧暦に基づいていて現在の暦とずれ、
詳細の日程については毎年12月に中国政府から発表されます。
2017年の春節は1月28日。
休みになる期間は7日間です。
ですので、1月27日から2月2日まで休みになります。
日本と異なり、大晦日から休みになるんですね。
ただ、実際のところはもう少し早めに休みモードになると思っていいでしょう。
これはあくまで政府や会社などの休みで、
学校などはもっと長い休みになります。
中国の学校の冬休みは約1ヶ月、大学になると1ヶ月半から2ヶ月なんですよ。
ちなみに春節では子供はお年玉ももらえます。
中国のお年玉は赤い袋(紅包)にはいっていて、圧歳銭と言われています。
春節はどんなスケジュールで祝われる?
春節はどんなスケジュールで祝われるのでしょうか?
まずは、小年(シャオニエン)。
これは旧暦12月23、24、25日頃に行われます。
祭竈節(さいそうせつ)と呼ばれる行事が行われ、
かまどの神様を祀って、台所などにお供え物をしたりします。
小年を境に本格的な年越しの準備が始まるんですね。
春節の飾りつけは赤、黄、ゴールドが中心でとてもきらびやか。
日本では門松やしめ縄などが一般的ですが、
中国では福字や春聯(しゅんれん)がそれに当たります。
福字は“福”と大きく書かれた飾り。
家によっては逆さまの「福」だったりしますが、
これは逆さまの福にすることで「倒福」=「到福」を願ってのことです。
春聯は赤い紙に各種縁起の良い対句を書いたものです。
例えば、「物華天宝、人傑地霊」などがあります。
「豊富な物産は天の賜物であり、優秀な人材は土地の霊気によって生まれる」などという意味ですね。
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次に大晦日ですが、中国では除夕と呼ばれます。
春節聯晩会というテレビ番組を見ながら新年を迎えます。
日本でいうと紅白みたいなもののようです。
その後、年越しのあたりで爆竹が盛大に鳴らされます。
これはよくテレビで目にされたことがあるかもしれませんね。
この爆竹ですが、なぜ鳴らされるのかご存知ですか?
これ、実は魔除けと言われています。
確かにあそこまで鳴らされると分からないでもないですね。
ちなみに現在は爆竹や花火が大気汚染につながるとして
規制の動きも出てきているようです。
続いて、旧暦1月1日から4日が大年初一から正月初四と呼ばれ、
新年を祝って、親戚への挨拶回りをする期間。
この辺は日本と似ていますが、
親戚が多いからか、若干長いですね。
そして、旧暦1月5日は正月初五。
春節期間中で最も爆竹が鳴らされる日です。
この日はお金の神様(財神)がやってくるんです。
最後は元宵節で旧暦1月15日。
この日で正月はおしまいとなります。
旧正月のスケジュールは旧暦ですので、
15日は満月の日です。
ここで春が来たことをお祝いします。
灯籠を飾り、満月を愛でて楽しむほか、
灯籠に書かれたなぞなぞ遊びなどもするそうですよ。
まとめ
ではまとめてみましょう。
2017年の春節は1月28日で、
政府発表による休みは1月27日から2月2日まで。
春節の準備は旧暦の12月23日ごろから徐々にスタート、
旧暦1月15日に旧正月は終わりとなります。
日本の正月というと派手さはなく、むしろ静かなイメージですが、
中国は赤やゴールドで派手、しかも、爆竹で賑やかです。
同じ正月を祝っていてもとても対照的で面白いですね!