飛耳長目ノート

11月9日は太陽暦採用記念日!その由来は?

11月9日太陽暦採用記念日です。

太陽暦とはいわゆる今のカレンダーの日付の基準になっている暦。

太陽暦採用記念日と言われてもどうもイメージが湧きませんよね。

これはどんな記念日なのでしょうか?

調べてみました!

太陽暦採用記念日は何を記念している?

太陽暦採用記念日は何を記念して制定されたのでしょうか?

こちらは太陽暦の導入が発表された明治5年の11月9日にちなんだ記念日です。

ご存知の通り、日本の暦は昔は太陰暦
太陰暦とは月の運行に基づいた暦なので、
昔は15日が満月で十五夜といったわけです。

太陰暦を廃止して欧米で用いられている
太陽暦を導入すると発表されたのが明治5年の11月9日、
その次の月の12月2日に太陰暦が廃止され、
その翌日から明治6年1月1日となりました。

でもよく考えると、11月9日は導入が決まった日
導入された日ではないんですね。

とはいえ、導入された日は1月1日なので、
11月9日が記念日となったのでしょう。

約1ヶ月の予告期間でカレンダーを変えるというのは
なかなかとんでもないことですよね。

国立国会図書館のウェブサイト「日本の暦」にも
混乱があったと記載されています。

なぜ、明治5年12月2日が太陰暦最後の日?

では、なぜこの明治5年11月9日太陽暦の導入が決まり、
すぐに導入されたのでしょうか?

これには明治政府の財政不足が理由としてあげられます。

太陰暦には太陽暦と異なり、閏年がありません。
その代わりに閏月があるんですね。

ですから、2-3年に1度、1年に13ヶ月ある年があるんです。

実は明治6年はその閏月がある年にあたります。

となると政府は年に13回給料を払う必要が出てきます。
お金のない明治政府はこれを避けたかったんですね。

しかも、12月3日を新年1月1日にすれば、
12月分の給与も払う必要はなくなります。

財政不足の明治政府にとってお金を節約するグッドアイディアだったんです。

民衆は混乱し、役人も給料がもらえず、不満を持ちましたが、
そのぶん給料を大幅に削減できたわけです。

民衆からしたら迷惑な話ですし、
役人にとってもひどい話ですよね!

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まとめ

それではまとめていきましょう!

太陽暦採用記念日は明治時代に
太陰暦から太陽暦に切り替わることが発表された
明治5年11月9日を記念して作られた記念日です。

私たちが毎日使う暦にそんな裏話があったなんて!
驚きですよね!