飛耳長目ノート

卵酒の風邪への効果は?リゾチームに注目!

寒い季節になってくると
どうしても風邪になることが増えてきます。

予防も大切なのでしょうが、
ひき始めの対処も重要だなと
年をとるごとに思いますw

葛根湯などもいいですが、
卵酒などもひき始めの風邪に対する効果では
定評がありますよね。

実際のところはどうなのでしょうか?

卵酒は海外にもある?

卵酒は日本だけのものだと思っている方は多いと思いますが、
実は似たようなお酒は海外にもあるのです!

日本酒を使うので日本だけと思いがちですが、
他のお酒を使った卵酒も有名です。

エッグノックと言って
ブランデーなどをベースにするカクテルの一種ですね。
ラムやウィスキーなどでも作れます。

ちなみにホット・バタード・ラムなども
風邪のひき始めにいいカクテルとして知られています。

卵酒との違いはお酒を入れないでも作れるところ
また、冷やして飲んだりすることもあるようです。

では作り方は?

作り方もエッグノックと卵酒は少々異なります。

卵酒は溶いた卵に砂糖を加え、
そこに熱燗の日本酒を少しずつ注いでいくという作り方

それに対し、エッグノックは砂糖を加えた牛乳を温め、
そこに溶いた卵黄を混ぜていき、最後にお好みのお酒を加えます

どちらも卵が固まらない工夫はしているとはいえ、
かなり違いますよね。

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卵酒に含まれる栄養は?

では、卵酒にはどのような栄養が含まれるのでしょう?

卵酒の原料はとてもシンプルで、
「卵、砂糖、日本酒」というのがメイン材料。

そのうち、最も栄養があるのが、卵。

卵には必須アミノ酸が含まれています。
特にシスチンというアミノ酸は自然治癒力を高めてくれるので、
風邪をひいている際にはとてもいいと言われています。

また、卵の白身に含まれるリゾチームという成分は
細菌やウィルスを攻撃し、免疫力を高めてくれるとのこと。

リゾチームは風邪薬などにも含まれているそうなので、
卵酒が風邪に効くという言い伝えは正しかったと言えますね。

ちなみにこのリゾチームですが、
聞きなれない言葉のようで、人間にとってはとても身近な物質。

涙や唾液、鼻水にも含まれており、
涙は目、唾液は口、鼻水は鼻に入ってきた
細菌などを攻撃しているのですね。

それ以外の材料も体にはいいようです。

日本酒は体を温め、免疫を高めてくれます
特にアデノシンが多く含まれているので、
他のお酒よりも体が温まるとのこと。

伝説かと思いきやとても効果のある卵酒。
次に風邪をひいたときは真っ先に飲みたいと思います!