7月25日は最高気温記念日!由来は?なぜ山形市?
2017/04/30
7月25日は最高気温記念日と言われています。
読んで字のごとく最高気温を記録した日を記念しているのですが、
気になるのはその場所と温度ですよね。
暑い都市というと東日本では熊谷市、
西日本では多治見市が有名ですが、
最高気温記念日で記念されているのはどこなのでしょうか?
調べてみました!
最高気温記念日って?
最高気温記念日はいつ、どこで記録された最高気温を記念したのでしょうか?
最高気温記念日は1933年に山形市で記録されたものを記念しています。
山形市というのが意外ですよね!
ちなみにこの時の気温は40.8℃。
ものすごい高温だったということがわかります。
でも、実はこの最高気温は更新されています。
更新されたのは2007年8月16日。
埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市で40.9℃が記録されました。
ただ、最高記念日そのものは更新されず、
7月25日のままで残っています。
最高気温が記録されている都市の特徴は?
最高気温がなぜ山形で記録されたのでしょうか?
また、最近の最高気温はなぜ熊谷や多治見で記録されているのでしょうか?
これには大きく分けて2つの要因があるとされています。
1つ目は内陸部の盆地でフェーン現象が起きているということ。
2つ目はヒートアイランド現象です。
フェーン現象は水蒸気を含む空気が山を越えたときに、
暖かくて乾いた下降気流となり、
山の風下側の気温が上昇する現象のこと。
山を上昇する際、空気は気温が落ちるわけですが、
それが、山を下る時は乾燥していることもあり、
それ以上に上昇します。
それに加え、ヒートアイランド現象も影響していると言われています。
ヒートアイランド現象は大都市で人口の熱などによって気温が高くなるもの。
エアコンの室外機などから出てくる暖かい空気がありますよね。
ああいった熱によって都市部は余計に暑くなります。
そのヒートアイランド現象により、海からの風が温められ、
熊谷や多治見に来る頃には暑い風になっているというわけです。
ただ、山形市についてはヒートアイランド現象は当てはまりません。
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熊谷は秩父の山を越えた西風がフェーン現象、
東京を通って来る南風がヒートアイランド現象によって温められ、
あのような高い気温となるわけです。
何度か行ったことがあるのですが、
電車を降りた瞬間からすごい暑さだった記憶があります。
多治見についても同様です。
多治見盆地の西面には、道樹山などの400m級の山があり、
そこを通って来る風がフェーン現象で温まります。
また、濃尾平野からくる風は
大都市名古屋のヒートアイランド現象で熱風となります。
山形市にはヒートアイランド現象はないものの、
フェーン現象によって最高気温を記録しました。
まとめ
それでは最後にまとめておきましょう!
最高気温記念日は1933年7月25日に山形市で
40.8℃という最高気温が記録されたことを記念して制定されました。
その後、熊谷市と多治見市で40.9℃が
2007年8月16日に記録されましたが、
最高気温記念日は変わらず7月25日のままです。
山形が最高気温を出したのは
フェーン現象によるものです。
熊谷や多治見はフェーン現象に
ヒートアイランド現象の影響もあり、
高い気温が出やすくなっています。
まだまだ高い気温が記録されそうですね!