飛耳長目ノート

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イースター、2017年はいつになる?その由来は?

最近日本でもイースターが注目されるようになってきましたね。

ディズニーでもイースター関連のイベントが開催されているので、
興味を持つ人が増えたのでしょうか?

そんなイースターですが、これはキリスト教のお祭り
実はクリスマスよりも重要なものなんですよ。

とはいえ、イースターはまだまだ日本人にとって馴染みのないもの。
何しろイースターの時期は毎年変わりますからね。

今年2017年のイースターはいつなんでしょうか?
イースターとはどんな祝日なんでしょうか?

調べてみました!

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イースターとは?復活祭って?

まずは簡単にイースターについてみてみましょう。

イースターとはキリスト教最古の儀式と言われ、
イエスの復活を祝うお祭りです。

イースター当日は日曜日
これはイエスの復活が日曜日だったからです。

ちなみに現在キリスト教圏で日曜がお休みなのは
このイエスの復活を祝うためなんです。

ただ、イースターという言葉の語源はキリスト教とは直接関係がありません。

Easterの語源は北方神話の春の女神であるEostre(エオストレ)に由来すると言われています。
異教徒の春の祭りがキリスト教の普及の中で意味が変わったのでしょうね。

厳しい冬から暖かい春への変化と
キリストの復活が結びつけられたイメージでしょうか。

春のお祭りと言われると日本人にとってもイメージつきやすいですよね。

ちなみにキリスト教の国では、
イースターの時期はクリスマスの時期と同じく、
長期休暇に入ることが多いです。

日本でいうとお盆休みかお正月休みと言っていいでしょうね。

ですので、旅行に行くときは注意したほうがいいですよ!

イースターの日は毎年変わる?2017年はいつ?

イースターの日は毎年変わります。

日本の大きな行事では、年によって変わるものがそれほどありませんが、
外国のものだと結構多いですよね。

キリスト教圏の祝祭日には2種類あります。

1つ目が固定祝祭日(Immovable feast)
クリスマスのように毎年同じ日に祝われるものです。

2つ目が移動祝祭日(Movable feast)
こちらは毎年変わります。
イースターはこちらなんです。

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では、イースターの日はどうやって決まるのでしょうか?

紀元325年に開かれたニカイア公会議で決められたルールによると、
「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められています。

ご存知の通り、春分の日(Vernal Exinox Day)は毎年変わる日
その上、春分の日後の最初の満月から数えて最初の日曜日ですから、
大幅に変わってきますよね。

しかも、この上、使う暦によっても変わってきますから、
話はさらに複雑です。

キリスト教圏で使われる主要な暦はグレゴリオ暦ユリウス暦です。

ローマ・カトリックプロテスタントなど、
西方教会グレゴリオ暦を使っています。

日本もグレゴリオ暦ですね。

このグレゴリオ暦では、イースターは3月22日から4月25日の間になります。

すごい幅広いですよね。

ちなみにユリウス暦ギリシャ正教などの東方教会で使われている暦です。
こちらでのイースターはグレゴリオ暦と異なるため、
多くの場合、イースターの日がずれてきます。

ユリウス暦でのイースターはグレゴリオ暦での4月4日から5月8日となります。

もちろん、グレゴリオ暦とユリウス暦によるイースターが同じ日になることもあります。

たまたま2017年はその年にあたり、
4月16日がイースターですね。

ちなみに次にグレゴリオ暦とユリウス暦のイースターが同じ日は、
2025年の4月20日となります。

日本にずっと住んでいるとこう言った暦による記念日の変動が身近ではありませんが、
世界的には案外普通にあるので、住んでいると違いが面白いです。

ユダヤ教イスラム教など宗教が違ってもいろいろ違いますし、
旧正月のように旧暦によるものもそうですね。

まとめ

それではまとめておきましょう!

イースターは「イエスの復活を祝うお祭り」ですが、
語源は北方神話から来ていると言われています。

イースターは移動祝祭日であるため、毎年時期が異なります。
2017年は4月16日で、今年はグレゴリオ暦とユリウス暦のイースターが同じ日になります。

せっかく祝うのなら、イースターのことをきちんと理解してからにしたいですよね!

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