端午の節句と言えば、柏餅。
と言いたいところですが、これは関東だけ。
関西では柏餅を食べず、
粽(ちまき)を食べるんですね。
どうして粽(ちまき)を食べるのでしょうか?
粽(ちまき)を英語で説明するにはどうすればいいのでしょうか?
調べてみました!
端午の節句になぜちまきを食べる?
端午の節句になぜ粽(ちまき)を食べるようになったのでしょうか?
実はちまきを食べる習慣は柏餅より古いのです。
平安時代からちまきを食べていたんですね。
ちまきを食べるようになったのは中国の影響です。
ちまきは邪気や厄を払う力があると言われていたのです。
ただ、ちまきそのものは中国から伝わったものから変化しています。
中国では笹の葉で包まれていましたが、
日本では茅(ちがや)の葉で包んでいました。
ちまきという名前も「ちがやまき」から来ているんですよ!
ちまきに邪気を払う力がある理由は?
ちまきに邪気を払う力があるのはなぜなんでしょうか?
これにはいくつか説がありますが、代表的なものを紹介しましょう。
中国の春秋戦国時代の楚の国に屈原という詩人がいました。
漫画『キングダム』が流行っていますから、
何となくどこにあるかも分かるかもしれません。
中国南部にあった国ですね。
その屈原は『楚辞』という楚の詩を集めた本の中でも
代表的な詩人とされています。
秦の張儀が謀略によって楚の懐王を騙そうとしている中、
その謀略を見抜き、懐王を諫めました。
しかし、それは受け入れられず、
楚は秦に大敗してしまいます。
その後も楚は秦に敗れ続け、
楚の将来に絶望した屈原は入水自殺したのです。
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その日が端午の節句なんです。
屈原を慕うその民衆は彼の弔いとして
川にもち米を投げ入れました。
しかし、ある日、屈原の霊が現れ、
お供え物が龍に取られてしまうので、
龍の苦手な煉樹(れんじゅ)の葉で包み、
邪気を払う青、赤、黄、白、黒の5色の糸で縛るよう、
民衆に伝えたのです。
これが中国の粽の起源なんですね。
この青、赤、黄、白、黒の5色の糸から
吹き流しも生まれたんですよ。
ちなみに別の説としては、民衆がちまきを川に投げて
魚が屈原の死体を食べないようにしたというものもあります。
代表的なものの方が個人的には好きです。
ちまきを英語でいうと?
ちまきを英語で説明するとどうなるでしょうか?
ちまき自体はアルファベットで表してもいいでしょうが、
中身の説明はした方がいいですね。
ちまきは元々は茅(ちがや)の葉で巻かれていましたが、
現在は笹の葉であることが多いので、笹で説明します。
Chimaki is a rice dumpling wrapped in bamboo leaves.
ちまきは団子を笹の葉で包んだものです。
Chimaki is also famous as a Japanese sweets to celebrate “Children’s day”.
ちまきはこどもの日を祝うための日本のお菓子としても有名です。
Chimaki has been familiar among Japanese people as a protective charm.
ちまきは厄除けの効果があるとして日本人に親しまれています。
こんな感じでしょうか!
食べながら説明してくださいね!