飛耳長目ノート

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英語で日本文化紹介

粽(ちまき)を英語で説明してみよう!屈原との関係は?

2017/02/19

端午の節句と言えば、柏餅
と言いたいところですが、これは関東だけ。

関西では柏餅を食べず、
粽(ちまき)を食べるんですね。

どうして粽(ちまき)を食べるのでしょうか?
粽(ちまき)を英語で説明するにはどうすればいいのでしょうか?

調べてみました!

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端午の節句になぜちまきを食べる?

端午の節句になぜ粽(ちまき)を食べるようになったのでしょうか?

実はちまきを食べる習慣は柏餅より古いのです。
平安時代からちまきを食べていたんですね。

ちまきを食べるようになったのは中国の影響です。
ちまきは邪気や厄を払う力があると言われていたのです。

ただ、ちまきそのものは中国から伝わったものから変化しています。
中国では笹の葉で包まれていましたが、
日本では茅(ちがや)の葉で包んでいました。

ちまきという名前も「ちがやまき」から来ているんですよ!

ちまきに邪気を払う力がある理由は?

ちまきに邪気を払う力があるのはなぜなんでしょうか?

これにはいくつか説がありますが、代表的なものを紹介しましょう。

中国の春秋戦国時代の楚の国屈原という詩人がいました。

漫画『キングダム』が流行っていますから、
何となくどこにあるかも分かるかもしれません。
中国南部にあった国ですね。

その屈原は『楚辞』という楚の詩を集めた本の中でも
代表的な詩人とされています。

秦の張儀が謀略によって楚の懐王を騙そうとしている中、
その謀略を見抜き、懐王を諫めました。

しかし、それは受け入れられず、
楚は秦に大敗してしまいます。

その後も楚は秦に敗れ続け、
楚の将来に絶望した屈原は入水自殺したのです。

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その日が端午の節句なんです。

屈原を慕うその民衆は彼の弔いとして
川にもち米を投げ入れました。

しかし、ある日、屈原の霊が現れ、
お供え物が龍に取られてしまうので、
龍の苦手な煉樹(れんじゅ)の葉で包み、
邪気を払う青、赤、黄、白、黒の5色の糸で縛るよう、
民衆に伝えたのです。

これが中国の粽の起源なんですね。

この青、赤、黄、白、黒の5色の糸から
吹き流しも生まれたんですよ。

ちなみに別の説としては、民衆がちまきを川に投げて
魚が屈原の死体を食べないようにしたというものもあります。

代表的なものの方が個人的には好きです。

ちまきを英語でいうと?

ちまきを英語で説明するとどうなるでしょうか?

ちまき自体はアルファベットで表してもいいでしょうが、
中身の説明はした方がいいですね。

ちまきは元々は茅(ちがや)の葉で巻かれていましたが、
現在は笹の葉であることが多いので、笹で説明します

Chimaki is a rice dumpling wrapped in bamboo leaves.
ちまきは団子を笹の葉で包んだものです。

Chimaki is also famous as a Japanese sweets to celebrate “Children’s day”.
ちまきはこどもの日を祝うための日本のお菓子としても有名です。

Chimaki has been familiar among Japanese people as a protective charm.
ちまきは厄除けの効果があるとして日本人に親しまれています。

こんな感じでしょうか!

食べながら説明してくださいね!

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