6月12日は恋人の日!その由来は?額縁とどう関係が?
本日、6月12日は恋人の日なんですって!
この記念日を制定したのは全国額縁組合連合会。
1988年から実施されているそうですよ。
これだけだと何が何だかわからないですよね。
額縁と恋人はどう関係があるのでしょうか?
そもそもなぜ6月12日が恋人の日になったのでしょうか?
調べてみました!
6月12日が恋人の日になったのはなぜ?
6月12日が恋人の日になったのはなぜでしょうか?
この6月12日は聖アントニオ祭のイブなんです。
聖アントニオ祭といってもピンとこないですよね。
聖アントニオとはイタリアの守護聖人の1人。
イタリアの各都市には守護聖人とされる人がいて、
聖アントニオはパドヴァの守護聖人です。
他の都市についても軽く触れておきましょう。
フィレンツェの守護聖人はサン・ジョヴァンニ。
いわゆる洗礼者ヨハネですね。
ヴェネツィアは聖マルコ。
ちなみに国全体にも守護聖人がいます。
聖フランチェスコです。
その聖アントニオはヨーロッパやアメリカでは縁結びや女性の守護神として崇められています。
それが6月12日が恋人の日とされた理由なんです。
なぜ聖アントニオは縁結びの守護神?
聖アントニオと恋人の日の関係はわかりましたが、
それでも疑問が残ります。
そもそも聖アントニオはなぜ縁結びや女性の守護神とされるのでしょうか?
その疑問に答える前に聖アントニオがどんな人物かを紹介しましょう。
聖アントニオは1195年頃にポルトガルのリスボンで誕生しました。
後にイタリアに来てアッシジのフランシスコ修道会へ入会、
聖フランチェスコの弟子となりました。
高い徳があった人で、特に弁舌に優れていて、
魚に説法したと言う伝説があるそうです。
しかし、残念ながら1231年に36才という若さで亡くなります。
パドヴァの守護聖人とされたのは最後の2年間をパドヴァで過ごしたから。
聖アントニオが縁結びの聖人とされるのは
その説教家としての才能から。
キリスト教で説教をすることは愛を説くことでもあるんですね。
そんなところからヨーロッパやアメリカでは
聖アントニオの祭のイブには恋人や夫婦の間で
プレゼントを交換するようになったんですね。
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なぜ全国額縁組合連合会が制定した?
ここまでの話には一切額縁の話は出てきませんでしたよね。
では、なぜ全国額縁組合連合会が恋人の日を制定したのでしょうか?
実はブラジル・サンパウロ地方ではこの6月12日に
恋人同士が写真立てに写真を入れて交換し合う風習があるんです。
日本ではこんな習慣はほとんどないですが、
外国では結構写真立てに恋人や家族の写真入れますよね。
全国額縁組合連合会は恋人の日を制定することで
日本にもこの風習を定着させようとしたのです。
うまくいったかと言うと…。
ちょっと微妙なところですね。
まとめ
それでは、最後にまとめておきましょう!
6月12日が恋人の日とされるのは
縁結びの守護神とされる聖アントニオ祭のイブだから。
ブラジルでは恋人同士が写真立てに入った写真を交換するので、
それを参考に全国額縁組合連合会が制定した記念日です。
恋人の日は意外と奥の深い記念日でしたね!