飛耳長目ノート

日々の「気になること」「雑学」について書いていきます。ブログを書くことで日本をもっと知っていきたいと思っています。

違いを生む「違い」

小豆と金時豆の違いは?大角豆でなんと読む?

かき氷宇治金時って美味しいですよね。

その金時小豆を表すわけですが、
よく調べてみると疑問が出てきます。

実は、小豆の他にも金時豆っていうのがあるんですね。
でも、小豆の別名が金時っていう説明もある。

どういうことなんでしょうか?
なにやら複雑な事情がありそうですね。

調べてみました!

スポンサードリンク

小豆と金時豆の違いは?

まずは小豆と金時豆の違いから見てみましょう!

結論から言えば、両者は全然違う種類なんです。

小豆はササゲ属ですが、
金時豆はインゲンマメ属でインゲン豆の一種。

ちなみに似たような豆としてささげというのもあります。
ささげは漢字で書くと大角豆

もちろん、これもササゲ属ですね。

見た目は正直なところそんなに大きな違いはありません。
あえていうならささげはへその周りの黒い輪模様が特徴ですかね。

大きさは少し違っていて、
「金時豆>ささげ>小豆」です。

スポンサードリンク

使い道はどうでしょうか?

小豆は言わずと知れたあんの原料
おはぎ、おまんじゅうなど幅広いものに使われますよね。

金時豆は煮豆用
甘納豆の原料としても知られています。

ささげは赤飯に入れますね。
小豆を入れるところもありますが、
江戸時代の頃から武士の間では
赤飯にはささげを入れていました。

小豆は煮ると皮が破れやすいので、
切腹に通じるとされたんですね。

だから、煮ても皮が破れないささげを使ったんです。

小豆を金時という理由は?

続いて小豆を金時と言っている理由についてです。

金時豆にしても金時にしても由来は
あの坂田金時です。

大人になった金太郎のことですね。

金太郎のトレードマークがあの赤ら顔

そういうこともあり、
昔から赤い顔をしている人のことを金時と言っていました。
それが豆にも適用され、金時豆が生まれたわけですね。

実は、金時あんというのはもともとあって、
金時豆で作ったあんをそう言っていました。

それが、いつの間にやら小豆でできたあんも
金時と呼ばれるようになったのです。

まとめ

それではまとめておきましょう!

小豆と金時豆は別の種類の豆。
小豆はササゲ属、金時豆はインゲンマメ属です。
その他にも小豆に似た豆としてささげがあります。

小豆を金時というのはもともと、
金時豆のあんを金時あんと言っていたのが、
小豆のあんもそう言われるようになりました。

ちなみに大納言はどうなんでしょうか?
こちらは小豆の一種で大きめの小豆ですね。
小豆の最高級品ですよね。

英語で小豆はred bean
金時豆はred kidney beanです。

英語でも微妙な違いがあるんですね!

-違いを生む「違い」