夏の風物詩といえば、そうめんやひやむぎ。
食べるだけで涼しくなりますよね!
キャンプで流しそうめんなんていうのも
子どもの頃は楽しかったものです。
そういえば流しそうめんはあっても
流しひやむぎはないですよね。
なんででしょうか?
そもそもそうめんとひやむぎの違いは?
調べてみました!
そうめんとひやむぎの違いは?
そうめんとひやむぎにはどんな違いがあるのでしょうか?
答えは原材料と製法の違いです。
そうめんは小麦粉・水・塩・植物油が原材料。
まず小麦粉・水・塩を練り、
練ったものに植物油を塗ってから、棒状にし、
よりをかけて引き延ばし、細く仕上げます。
それを天日干しにして乾燥させて完成です。
油を足す理由は、よって引き延ばすプロセスの中で
麺が乾燥してしまうのを防ぐため。
昔の人の知恵ですよね。
これは中国の索餅(そうぴん)が日本に伝わり、
形が変わって今のそうめんになったそうですよ。
ひやむぎは小麦粉・水・塩が原材料。
ひやむぎは小麦粉・水・塩を練り、
練った生地を薄く大きく延ばして切って完成。
実はひやむぎはうどんと同じ製法なんですね。
今でもうどんを「切り麦」と表示しているお店もありますが、
昔は、温かくして食べる小麦の麺を「熱麦」、
冷やして食べる小麦の麺を「冷麦」と言いました。
そこから、ひやむぎが生まれたんですね。
ただ、これは昔の話、
現在は両方とも機械で作られますので、
実は大きな違いはなくなってきました。
油を使うひやむぎも油を使わないそうめんもあるんですね。
違いがわからなくなってきました!
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実はそうめんとひやむぎの違いは…?
機械で作っているので、製法上の違いはなくなってきたわけですが、
それでは何が違いなのでしょう?
それが太さです。
そうめんは1.3mm未満
ひやむぎは1.3mm以上1.7mm未満
これが現在のJAS規格での違いです。
とても明確ですね。
ただし!そうめんでも太いそうめんはあります。
ですので、手延べで作られるそうめんは1.7m未満ならば
そうめんと名乗ることができます。
その代表例が徳島県の「半田そうめん」。
ちなみに1.7mm以上の太さの麺はなんと言うでしょうか?
答えは簡単。
1.7mm以上の太さはうどんです。
これで流しひやむぎがない理由もわかりますね。
若干太いので流しにくいんですね…。
まとめ
そうめんとひやむぎの違いは
太さと手延べの時の製法にあります。
1.3mm未満と細いのがそうめん。
1.3mm以上1.7mm未満で若干太いのがひやむぎです。
また、手延べであれば、
油を加え、棒状に伸ばしたものをよりながら作るものがそうめん、
練った小麦と水を延ばして切ったものがひやむぎです。
太さだけで区別すると言うのも味気ないので、
どうせだったら伝統的なものを食べるようにしたいですね!