グラニュー糖と砂糖の違いは何?ショ糖の割合がポイント?
コーヒーや紅茶を飲むときに入れる砂糖と
料理に使う砂糖が微妙に異なることが気になる人って多いと思います。
コーヒーや紅茶に入れるのはグラニュー糖で
料理に使う砂糖は上白糖と言います。
甘いことは甘いのですが、
何が違うのでしょうか?
製法の違い?それとも原料の違い?
調べてみました!
そもそも砂糖って?
まずは砂糖は何かについて。
砂糖はサトウキビや テンサイ(甜菜)という植物のしぼり汁を精製し、
それを結晶化してつくられる天然の甘味料のことです。
化学的にはショ糖と言いますが、
実はそのショ糖の含有量は砂糖の種類によって異なります。
それが、実はグラニュー糖と上白糖の違いに関係しているんですね。
ちなみに砂糖の歴史は古く、
約2500年前に東インドで砂糖をつくる方法が発明されたとされています。
最初の砂糖はサトウキビの搾り汁を煮詰めて作ったものだそうですよ。
国によっては今もサトウキビがそのまま売っていたりして
かじって甘い汁を吸って味わっていたりしますね。
グラニュー糖とは何?
では、グラニュー糖とは何でしょうか?
グラニュー糖はショ糖の純度が最も高い砂糖です。
純度は99.9%ですね。
甘さにクセがなく、サラサラして溶けやすいのが特徴です。
その辺もコーヒーなどに使われる要因です。
また、焦げつきにくいのも特徴で、
そこからケーキや焼き菓子を作る際にはグラニュー糖が使われます。
グラニュー糖と言われるようになったのは
英語のgranulated sugarが変化したからのようです。
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上白糖とは何?
グラニュー糖に対し、
上白糖はしっとりとした感触なのが特徴です。
上白糖は抽出したショ糖に1.3%程度の転化糖をまぶして作ります。
転化糖とはショ糖を果糖とブドウ糖に加水分解したもの。
この転化糖のおかげで表面に水分が保たれていて、しっとりしています。
味はグラニュー糖と比べるとコクがあり、
しかも甘みも強いです。
この上白糖ですが、日本ではよく使われていますが、
外国ではあまり使われていないんです。
上白糖はしっとりしているので、
お菓子であれば、カステラなどに使われます。
また、上白糖は焦げやすいので、
焼き色をつける料理にも向いていますね。
ちなみに上白糖は大さじ1杯が9g、
グラニュー糖は大さじ1が12gとなります。
とはいえ、甘みの感じが異なるので、
量に関しては調整する必要は特にないようです。
まとめ
それではまとめてみましょう。
グラニュー糖はショ糖の割合が99.9%で、サラサラとした淡白な砂糖。
上白糖はショ糖以外に転化糖も加わった、しっとりとしてコクのある砂糖です。
身近な砂糖ですが、実は上白糖は日本以外ではあまり使われないなど
面白い発見が多いですよ。
あんまり食べすぎると体に良くないですが、
たまには甘いものを食べるのは自分へのご褒美としてはいいですよね!