ゼリーとグミの違いは何?実はグミは医療用?
以前外国で仕事をしていたとき、
現地の人にお土産であげてよろこばれたのがグミでした。
その国にもグミはあったのですが、
味がかなり違うらしいんですね。
だったら、ゼリーなんかもあげたら喜ぶかなと思ったのですが、
ゼリーは飛行機で運ぶのにちょっと適さないかなとやめときました。
ゼリーとグミは似てるようでちょっと違うわけですが、
いったい何が違うのかご存知ですか?
実はグミは意外な目的でできた食べ物なんです!
ゼリーとグミの違いは?
ゼリーとグミの違いは何でしょうか?
違いは簡単なのですが、
実は生まれた経緯は意外なものなのです。
ゼリーとグミの違いを簡単に言えば、
ゼラチンの比率の違いとなります。
ゼリーよりもゼラチンを多くして、
固くなっているものがグミなのです。
理論的にはゼリーの水分を少なくすると
グミができるというわけですね。
とはいえ、現在のゼリーやグミには
必ずしもゼラチンが入っているわけでなく、
ゲル化剤が用いられているものが多いです。
しっくりこない気もしますが、
元はと言えばゼラチンは動物からできてますからね。
おやつ用としてはゲル化剤でもいいかなと思いますよね。
気になるグミの由来は?
それではグミが生まれた経緯を見ていきましょう。
実はグミが生まれたのは
歯に関係しています。
20世紀初めのドイツでは強く噛む必要のある食べ物が減り、
子供の歯の病気が増えていました。
その中で生まれたのがグミです。
固いグミを噛むことで子供達の噛む力を強くしようということですね。
そんな由来なので、グミの名前も
ドイツ語のGummi(英語で言うゴム)から。
ドイツや北米ではグミベアと呼ばれる形のグミがよく食べられています。
意外かもしれませんが、嘘のようで本当の話です。
ちなみに私はずっとグミの木とお菓子のグミには
なにかしら関係がありそうだなって思っていましたが、
調べてみると全く無関係なんですって。残念。
ゼリーの由来は?
それに対してゼリーはどう生まれたかですが、
こちらははっきりとしたものはわかりません。
フランス料理ではアスピックと呼ばれる
ブイヨンをゼリー状にしたものがあるなど、
お菓子だけでなく料理としても使われます。
もともと、煮こごりとしてかなり古くから知られており、
ローマ時代からあったと言われていますね。
普通に肉を煮ていくと煮こごりはできますから、
それをきっかけにできたのでしょう。
ちなみにお菓子に用いられ始めたのは
18世紀末から19世紀の初めのフランスと言われています。
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まとめ
グミの意外な生まれには驚きましたね。
歯のためには甘いものを食べるなと言われた記憶もあるのですが…。
噛む力をつけるためには甘くて美味しくしなくてはいけないですからね。
とはいえ、今のグミの固さでは噛む力なんてつきそうにないですから、
昔はもっと固かったのでしょう。
ある意味試してみたいですよね!