節分といえばどんな食べ物を想像する?
2016/11/09
節分といえば恵方巻きというくらい、
恵方巻きが全国的になってきましたね!
とはいえ、節分に食べるものはそれだけではありません。
早速調べてみるとこんなものが出てきました。
こんにゃく
そば
けんちん汁
くじら
いわし
恵方巻き
豆
恵方巻きや豆については分かるのですが、
他のものはどうして節分に食べるのでしょうか?
調べてみました!
節分にこんにゃくを食べる理由は?どこの地方の習慣?
節分にこんにゃくを食べる地方は四国地方。
「砂おろし」と言って節分に食べるのですね。
なぜ、砂おろしというかというと、
こんにゃくが体内にたまった砂を出してくれるから。
こんにゃくには砂おろし以外にも
「胃のほうき」や「腸の砂おろし」と言った異名がありますね。
こんにゃくをよく食べるのは実は節分だけではありません。
大晦日や大掃除の後にも食べるんですね。
これも身体の中をきれいにするという目的のものなんです。
節分は季節の変わり目なわけですので、
他の大晦日の食べ物なども食べられます。
それがそば。
年越しそばと同じ意味で
節分にはそばを食べる習慣があるのです。
節分にけんちん汁やくじらはなぜ食べる?
では、けんちん汁はどうしてでしょうか?
けんちん汁を節分に食べる地方は関東地方。
けんちん汁は恵比寿講、初午(はつうま)などの
冬の行事食だったのですが、
そう言った行事が廃れ、節分だけ残ったようです。
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また、くじらを食べるのは山口県。
変わった習慣ですが、食べる理由は意外とシンプル。
大きいものを食べると縁起がいいとのこと。
くじらは確かに大きいですよね。
「志や心を大きく、広く持とう。」
そんな願いを込めて、くじらを食べるんだそうですよ。
節分にいわしを食べるのはなぜ?
最後にいわしを見てみましょう。
節分には柊鰯(ひいらぎいわし)と言って、
柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺したものを飾ります。
焼嗅(やいかがし)などとも言いますね。
なぜこう言った習慣が生まれたかというと、
鰯を焼く臭いを鬼が嫌うからなんです。
そこから、いわしを食べるようになりました。
今でも西日本では「節分いわし」と呼ばれ、
広く残っています。
別の説としてはいわしの臭いで寄ってきた鬼が
柊の葉っぱで目を刺されて逃げていくというものもありますね。
私はこちらの説を子どもの頃に聞いた覚えがあります。
まとめ
恵方巻きに限らず、節分では様々なものを食べることがわかりました。
意外だったのが、縁起物らしい縁起物があまりなく、
こんにゃくやけんちん汁といった
比較的日常でも食べるものが多かったですね。
最近は恵方巻きが節分の食べ物の代表となっていますが、
けんちん汁や鯨などを食べるのも違った趣でいいかもしれませんよ!