飛耳長目ノート

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今日は何の日?

明太子の日は1月10日?12月12日?その由来は

2017/01/02

1月10日明太子の日ってご存知でしたか?
最近知ってヘェ〜と思ったのですが、
同時に12月12日明太子の日と聞いてびっくり!

どういうことなのでしょうか?
ちょっと調べてみました。

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「明太子の日は1月10日」の由来

1月10日を明太子の日に制定したのは
福岡株式会社ふくや

空港でよく見かける会社なので、
ご存知の方も多いとおもいます。

なぜ、1月10日を明太子の日に制定したかというと、
株式会社ふくやが明太子を製造、販売開始した日だから。

創業者の川原正孝さんが第二次世界大戦後、
朝鮮半島より引き上げてきたのち、
現地で食べた明太子の味を福岡の地で再現したのです。

ちなみに福岡にたくさんの明太子メーカーがあるのは
川原さんが商標登録などをせず、
地元の同業者に製造方法を教えたため。

明太子が博多名物として知られるようになったのは
そんな経緯があったのです。

そういえば、以前福岡にいた際、
福岡の友達であまり明太子を食べない人が多かったのは
この辺も理由なのでしょう。

mentaiko

「明太子の日は12月12日」の由来

それでは12月12日の由来を見てみましょう。

こちらを制定したのは山口県下関前田海産株式会社です。
こちらも明太子を製造している企業ですね。

日付の理由は日本で初めて明太子が日本の新聞に登場した日だから。
関門日日新聞の1914年12月12日版に登場したそうですよ。

記事に登場したのは、韓国から明太子が日本に来ていたから。

もともと、明太子は韓国で食べられていたものでしたが、
日本人の樋口伊都羽という人が釜山で明太子を製造・販売、
下関経由で日本に輸出するようになったのです。

12月12日は日本に輸入された日。
1月10日は日本で製造販売された日。

ということになりますね。

ちなみに福岡が明太子のメッカのようになっているのは
東海道新幹線が大きな役割を果たしています。

戦前から、食べられていた明太子ですが、
戦後になって新幹線をきっかけに博多名物として
知られるようになったわけです。

下関駅ができたのが博多より遅かったことで、
これほど大きな違いになるなんて面白いですね。

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そもそも明太子の起源は?

さてさて、最後に明太子の起源について。

よくよく考えると明太子というのは不思議な名前。
「明」という字はメンなんて読みませんしね。

これもいろいろな説がありますが、調べてみました。

そもそもの明太子の原型になる料理が生まれたのは韓国です。
最初はスケトウダラの卵を塩辛にし、
唐辛子をまぶして保存する料理でした。

そのスケトウダラの韓国名はミョンタイオ
中国名がミンタイユー、ロシア名がミンタイ
そして、漢字は明太と書きます。

最初はミンタイコやら、ミョンタイコとでも言われていたのが、
徐々にメンタイコになったのでしょうか。

最初は韓国発、輸入された場所は下関
日本風にアレンジされ、製造されたのは博多

複雑な歴史を持つ明太子だからこそ、
記念日が2つあるのですね。

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