春節には餃子を食べる!その由来は?他には何を食べる?
もうすぐ春節ですね!
日本の正月といえば、おせち料理やお雑煮ですが、
中国ではどんなものを食べるのでしょうか?
有名なものとして餃子がありますよね。
どうして餃子なのでしょうか?
また、中国はとても広いですから、
地域によって食べるものも違うはず。
他の地域では何を食べるのでしょう?
調べてみました!
春節に餃子を食べるようになったのはなぜ?
春節に餃子を食べるようになったのはなぜでしょうか?
これは実は餃子の形に由来します!
中国で清の時代まで使われていた貨幣と餃子が似ていたことから、
餃子を新年に食べると金運が良くなると考えられるようになったのです。
また、読み方にもポイントがあります。
子どもを授かると言うのを中国語で「交子」と言いますが、
これが「餃子」のチャオズと読み方が似ているんですね。
ですので、子孫繁栄という願いもこもっているようです。
餃子といえば、餡を皮で包んで作りますが、
これを中国の方は大晦日に家族全員でやるそうです。
そして、それを春節当日から5日間で食べるのが伝統。
私は餃子好きなので、大丈夫なような気がしますけど、
なかなかすごい習慣ですよね。
現在は少しずつ習慣も変わってきており、
餃子だけっていうことはなくなってきているようです。
その代わりにいつもより豪華な料理を食べるんですって。
この辺は日本と同じですよね。
ちなみに中国の餃子はいわゆる日本の水餃子。
日本でいう焼き餃子は「鍋貼(ゴーティエ)」と言います。
春節で他に食べられる食べ物は?
餃子といえば、北京など北方での食べ物。
小麦が採れる地域でよく食べられます。
それに対して、小麦が一般的でない地域では何を食べるのでしょうか?
中国の南方は日本と同じく米を主食としていますが、
ここでは湯圓(タンユエン)というものを食べます。
湯圓とは「湯」という字が入っている通り、スープの一種。
スープに白玉団子が入っているものが湯圓。
白玉団子の中にはゴマやピーナッツなどが入っていることが多いですが、
肉などが入った塩味のものもありますよ。
旧正月以外にも冬至に食べられることも多い食べ物です。
餃子や湯圓以外にも春節によく食べられる食べ物があります。
代表的なものが魚。
中国語で「余」と同じ発音なので、食べられるようになりました。
毎年余裕のある、豊かな生活になるようにという願いがこもっています。
基本的に魚は大晦日に食べられます。
次に春巻。
春餅とも呼ばれます。
春巻は頭から尾まで食べられるので、
終始一貫で縁起が良いとされています。
春節春巻は中国全土で食べられるものです。
それ以外に、食材にも縁起のいいものがあります。
赤身の肉、麺、鶏肉、白菜などがそれにあたります。
赤身の肉は赤を表す「紅」は「鴻」と同じ発音なので、
「鴻運当頭(幸運に恵まれる)」につながるとされます。
麺は日本と同じで、細長いことから長寿に。
鶏肉は「鶏」が「吉」の発音が似ていることから。
白菜は「百財」と発音が似ていることから財を成すにつなげています。
この辺の発想は日本のおせち料理の食材と似ていますよね。
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まとめ
それでは最後にまとめてみましょう。
春節中の中国では北方では餃子、南方では湯圓が食べられます。
それ以外に春節春巻などが食べられる他、
大晦日には魚が食べられています。
日本との違いもありますが、
似ている発想もあるところがとても面白いですね!
今年の春節には中国の人と同じく
餃子を食べてみてはいかがでしょうか?