ひな人形のひな壇での並び方を英語で説明すると?
2016/12/04
ひな祭りのメインとなるのが、
ひな人形の飾り付け。
なかなか複雑ですし、関東と関西では並べ方も異なるので、
日本人でも自信なかったりしますよね。
とはいえ、外国の人に聞かれたら、
説明しなくてはいけませんから、
細かいことはともかくとして概要はつかんでおきたいところ。
今回は基本の並び方とその英語表現を調べてみました!
ひな人形の並べ方は?
ひな人形の並べ方は関東と関西では異なります。
基本的に関東は左から右、関西は右から左と覚えておきましょう。
その他にも人形の持ち物が異なります。
ここでは関東の並び方、七段のひな壇という設定で説明します。
一段目には左から男雛と女雛を飾ります。
男雛はお殿様、女雛はお姫様ですね。
その他にも金屏風などを飾ります。
そして、二段目には三人官女、三段目は五人囃子と続きます。
三人官女は持っているもので並べましょう。
「加銚子(くわえのちょうし)」「三方」「長柄銚子(ながえのちょうし)」の順です。
五人囃子は左から以下の楽器の順で並びます。
「太鼓(たいこ)」、「大皮鼓(おおかわつづみ)」、
「小鼓(こつづみ)」、「笛」と並び、そして「扇」を持った「謡い手」ですね。
この辺は見た目で結構理解できますね。並び方も持ち物の大きい順です。
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続いて四段目には、随身(ずいじん)を飾ります。
随身は向かって右が左大臣、左が右大臣。
ちなみに左大臣はおじいさんで右大臣は若者だったりします。
歴史で習いますが、左の方が立場は上なんですね。
五段目にくるのが、三人上戸です。
泣き上戸、怒り上戸、笑い上戸です。これも見た目でわかるでしょう。
六段目と七段目にははっきりとした決まりはないそうですが、
一般的には六段目に箪笥や長持など、
七段目には籠、重箱、御所車などを置くとバランス的にいいですね。
英語で説明するなら?
では、英語での表現に行きましょう。
Families with daughters will display dolls called “ hina ningyo“ in their home.
女の子のいる家では、雛人形と呼ばれる人形を飾ります。
A set of dolls includes odairi-sama, ohina-sama, sannin-kanjo, gonin-bayashi, sadaijin, udaijin and sannin-jougo.
ひな人形には、お内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣、三人上戸がいます。
We place these dolls on platforms covered with a red carpet called hinadan.
私たちはこれらの人形をひな壇と呼ばれる赤い毛氈(もうせん)を引いた壇に飾ります。
The top tier holds the Emper called orodairi-sama and the Empress called ohina-sama.
一番上の層にはお内裏様とお雛様を置きます。
We place three court ladies called san-nin kanjo on the second tier.
二番目の層には三人官女を飾ります。
The third tier holds five male musicians called gonin bayashi.
三番目の層には五人囃子がきます。
Two ministers, sadaijin and udaijindaijin are displayed on the fourth tier.
左大臣と右大臣という2人の大臣が四番目の層に飾られます。
We display three servants called sannin-jougo on the fifth tier.
五番目の層には三人上戸を飾ります。
On the sixth and seventh tiers, we place a variety of miniature furniture, tools, carriages such as chest of drawers, long chest for kimono, an ox-drawn carriage and so on.
六番目と七番目の層には箪笥や長持、御所車など、様々なミニチュアの家具や道具、乗り物を置きます。
こんな感じでどうでしょう?
なかなか難しいですが、これぐらい説明できれば、
あとは人形なので、見た目でもかなりわかってもらえると思いますよ!