飛耳長目ノート

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英語で日本文化紹介

菖蒲湯を英語で説明しよう!端午の節句に入る理由は?

2017/02/13

こどもの日には菖蒲湯に入りますよね。

これは、端午の節句と言われていた頃からの習慣です。

なぜ、菖蒲湯に入るか気になったことないですか?
身体にいいのでしょうか?
それとも、言い伝え?

菖蒲湯のことを英語で説明するとどうなるのでしょうか?
調べてみました!

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菖蒲湯の由来は?

端午の節句と菖蒲の関わりは中国から始まりました。
中国では、昔から薬草として菖蒲を利用していたんですね。

また、菖蒲の形が剣に似ていたことも
悪い気を祓う上でいいとされていました。

もともと、中国では5月が悪月とされており、
その悪月の邪気を菖蒲によって祓おうとしていたのです。

菖蒲湯は漢方の湯治療として行われていましたが、
端午の節句では菖蒲酒なども飲まれていたんですよ。

また、浴蘭節と言う行事も行われていました。
これは蘭草(フジバカマ)を入れたお風呂に入ると言う風習
こちらも災厄を逃れ、邪気を祓うためのものでした。

平安時代に端午の節句が伝わると同時に
これらの風習も日本に伝わり、
平安時代の貴族たちは菖蒲を髪飾りにしたりして楽しんでいたそうです。

ただ、浴蘭節については蘭草(フジバカマ)が日本に少ないので、
それほど広まらず、菖蒲湯が代わりに広まったのです。

ちなみに菖蒲というとあやめをイメージする人もいますが、
端午の節句の菖蒲はそうではないんですね。

アヤメとショウブの違いについてはあやめ、しょうぶ、かきつばたの違いは?をご覧ください!

端午の節句と菖蒲と男の子の関係は?

端午の節句はもともと子どもとは関係のない行事でした。

それが男の子と結びついたのが、鎌倉時代です。
武士にとって、しょうぶという発音は「勝負」「尚武」につながり、
武運につながるということで広まったわけです。

その結果、端午の節句が男の子のものとなっていきました。

ちなみに菖蒲にはとてもいい効能があります。
主な成分は根っこの部分にあるそうですが、
代表的なものとしては血行促進で、
腰痛や神経痛、冷え性、筋肉痛、肩こり、リュウマチなどに効果があるそうですよ。

その辺も武士が菖蒲湯につかった理由なんでしょうね。

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菖蒲湯に入る習慣を英語で説明すると?

菖蒲湯に入る習慣を英語で説明してみましょう。

ポイントは菖蒲湯に身体にいい効能があること
菖蒲が邪気を祓うと信じられていることですね。

菖蒲湯そのものは日本語なので、
そのまま発音していいですが、
きちんと説明は加えたほうがいいでしょう。

Shobuyu is the bathwater heated with sweet flag roots and leaves in it.
菖蒲湯はお風呂に菖蒲の葉や根を入れたものです。

Shobuyu is said to have a medical effect.
菖蒲湯には医学的な効果があると言われています。

It was also believed to purge human bodies of noxious vapors.
菖蒲湯はまた、人間の体にまとわりついている邪気を祓うと信じられていました。

まとめ

まとめてみましょう。

菖蒲湯に入るようになったのは中国から伝わった習慣によるものです。

もともと中国では菖蒲は薬として用いられ、
しかも、邪気を祓うものとされてきました。

何気なく入っていた菖蒲ですが、
実は身体にいいんですね!

びっくりしました!

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