卵酒の風邪への効果は?リゾチームに注目!
2017/01/02
寒い季節になってくると
どうしても風邪になることが増えてきます。
予防も大切なのでしょうが、
ひき始めの対処も重要だなと
年をとるごとに思いますw
葛根湯などもいいですが、
卵酒などもひき始めの風邪に対する効果では
定評がありますよね。
実際のところはどうなのでしょうか?
卵酒は海外にもある?
卵酒は日本だけのものだと思っている方は多いと思いますが、
実は似たようなお酒は海外にもあるのです!
日本酒を使うので日本だけと思いがちですが、
他のお酒を使った卵酒も有名です。
エッグノックと言って
ブランデーなどをベースにするカクテルの一種ですね。
ラムやウィスキーなどでも作れます。
ちなみにホット・バタード・ラムなども
風邪のひき始めにいいカクテルとして知られています。
卵酒との違いはお酒を入れないでも作れるところ。
また、冷やして飲んだりすることもあるようです。
では作り方は?
作り方もエッグノックと卵酒は少々異なります。
卵酒は溶いた卵に砂糖を加え、
そこに熱燗の日本酒を少しずつ注いでいくという作り方。
それに対し、エッグノックは砂糖を加えた牛乳を温め、
そこに溶いた卵黄を混ぜていき、最後にお好みのお酒を加えます。
どちらも卵が固まらない工夫はしているとはいえ、
かなり違いますよね。
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卵酒に含まれる栄養は?
では、卵酒にはどのような栄養が含まれるのでしょう?
卵酒の原料はとてもシンプルで、
「卵、砂糖、日本酒」というのがメイン材料。
そのうち、最も栄養があるのが、卵。
卵には必須アミノ酸が含まれています。
特にシスチンというアミノ酸は自然治癒力を高めてくれるので、
風邪をひいている際にはとてもいいと言われています。
また、卵の白身に含まれるリゾチームという成分は
細菌やウィルスを攻撃し、免疫力を高めてくれるとのこと。
リゾチームは風邪薬などにも含まれているそうなので、
卵酒が風邪に効くという言い伝えは正しかったと言えますね。
ちなみにこのリゾチームですが、
聞きなれない言葉のようで、人間にとってはとても身近な物質。
涙や唾液、鼻水にも含まれており、
涙は目、唾液は口、鼻水は鼻に入ってきた
細菌などを攻撃しているのですね。
それ以外の材料も体にはいいようです。
日本酒は体を温め、免疫を高めてくれます。
特にアデノシンが多く含まれているので、
他のお酒よりも体が温まるとのこと。
伝説かと思いきやとても効果のある卵酒。
次に風邪をひいたときは真っ先に飲みたいと思います!