和牛と国産牛の違いは?和牛はどんな牛?
2016/11/02
ステーキや焼き肉、すき焼きなど、
私は肉が大好きなのですが、
スーパーに行くといつも気になるのが肉の種類。
アメリカ産やオージービーフなどはわかりますが、
和牛と国産牛というのは何が違うのでしょうか?
スーパーでは和牛の方が高いので、
おいしいのも和牛なのでしょうが、
なかなか手が出るものでもないですよね…。
とはいえ、いつか買うときのために調べてみました!
和牛と国産牛の最大の違いとは?!
では、和牛と国産牛は何が違うのでしょうか?
調べてみて一番インパクトのある違いから紹介しましょう。
そもそもの話なのですが、
この2つ比べちゃだめなんです!
和牛は牛の種類。
国産牛は日本で育った牛。
このような意味なんですね。
つまり、外国産の和牛というのもありなんです(後で触れますが、表示は別です!)。
また、国産牛でも何の品種なのかはもう少し詳しく見ないとわからないわけです。
品種と原産地を比べてもね…。
そう思いませんか?
そもそも和牛とは?
では、そもそも和牛とは何でしょうか?
先ほど触れたとおり、和牛とは牛の品種です。
もともと日本で飼育されていた肉牛がそれにあたり、
4品種とその4品種内で交配された牛を指します。
4品種とは黒毛和種・褐毛和種(あかげわしゅ)・日本短角種(にほんたんかくしゅ)・無角和種の4つ。
黒毛和種が最も多く、和牛の9割を占めます。
黒毛和種は中国地方で古くから飼育されていた牛と外国種を
明治末期ころから交配したことで生まれました。
黒毛和種には世界中の肉用牛の中でも珍しい特徴があります。
トレーサビリティが確立されていて、
10桁の個体識別番号と血統書で生産現場の情報がわかるようになっているのです。
それに対して、褐毛和種は熊本県や高知県で肥育されてきた赤牛に外国種を交配したもの。
日本短角種は南部牛にイギリスのショートホーン種を交配して生まれたもの。
無角和種は山口産の在来種とアバディーンアンガス種を交配したものです。
それぞれ、交配によって、おいしい牛を作る努力が続けられてきたわけです。
それに対して国産牛とは?
国産牛は原産地を表します。
ということで、和牛は当たり前ですが「国産牛」となります。
ちなみに、外国産の和牛は基本的には外国産牛として店頭表示されます。
このあたりがこんがらがりやすいですよね。
原産地といってもルールがあります。
以前は3ヶ月日本で肥育されていれば国産牛と名乗れましたが、
平成16年9月より、JAS法(農林物資の規格化等に関する法律)が制定され、
「最も飼育・育成された期間の長い場所を原産地として表示する」こととなりました。
確かに3ヶ月だけっていうのはちょっとどうかと思いますよね。
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それでは国産牛の品種にはどのようなものがある?
国産牛は原産地が日本なわけですが、
品種はどのようなものとなるのでしょうか?
国産牛の品種としては「ホルスタイン種」「交雑種」
「アンガス種」「ヘレホード種」などがあります。
「ホルスタイン種」は乳牛として有名ですよね。
それを食肉用に改良したわけです。
ちなみに国産牛は和牛ではないからといって
美味しくないというわけではありません。
いわゆるブランド牛の中にも和牛ではない国産牛もあります。
代表的なものとしては十勝牛がそうですね。
とはいえ、安めの焼肉店などでは
ホルスタイン系の肉だったりしますので、
味も値段に応じてそれなりだったりもしますが…。
まとめ
というわけで、牛肉にもいろいろありますが、
和牛・国産牛・輸入牛の違いを理解しつつ楽しめばいいと思います。
和牛はきっちり霜降りなので、
そういうのが好きな人には最高です。
それに対し、輸入牛は赤身を楽しむにはとてもいいと思います。
国産牛の手の届きやすいお値段も捨てがたいですよね。
用途に応じて牛肉を美味しく頂いていきましょう!