飛耳長目ノート

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違いを生む「違い」

ざるそばともりそばの違いは?

2016/11/18

個人的にそばかけそばが好きで、
天ぷらそばや月見そばなどが大好物なのですが、
たまに食べたくなるのが、
ざるそばもりそばなどの冷たいそば。

さっぱりしたものが食べたいときはいいですよね。
しかも、最近はそば打ち機があったりするので、
安いお店でも結構美味しくなってきました。

そんなときふと気になったのが
ざるそばともりそばの違い

よく考えると何が違うのでしょう?

調べてみました!

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ざるそばともりそばの違いは?

ざるそばともりそばの違いはなんでしょうか?

気になったので、よく行く蕎麦屋さんで
値段をチェックしてみました!

「ゆで太郎」さんだと
もりそばが320円ざるそばが370円

写真や注文した実物を見比べると違いは…。

海苔…、でしょうか。

私の舌では正直、つゆやそばの味の違いは分からず…。器も同じだったりしますし。

というわけでより詳しくリサーチしてみます!

もりそば

もりそば

ざるそばともりそばの歴史は?

もともとそばが食べられるようになったのは江戸時代
最初はそばはいわゆるそばがきにして食べていましたが、
それをそば切りとして細く切って食べ始めたのです。

そのそば切りですが、最初はつけそばで、お椀に盛られていました。

その中で、つゆをそばに直接食べるという
ぶっかけそばという食べ方が生まれました。

それが今のかけそばの原型ですね。

そこで最初のつけそばをこのかけそばと区別すべく、
もりそばという言葉が生まれたのです。

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それに対してざるそばはというと、
江戸の深川の「伊勢屋」というお店がざるに持ったことが始まり

江戸時代中期にそばを盛る器に対する
こだわりが出てきた中での工夫がきっかけなんですね。

そういった生まれの違いはありましたが、
つゆにつけて食べる食べ方は同じ

それが完全に区別され始めたのが、
明治時代で、ざるそば用に特別なつゆも作られていました。

ざるそばには鰹本節だしやみりんを用いた高級だしが使われ、
そば粉も高級な濃いつゆを使っていたそうですよ。

ざるそばに海苔が載せられるようになったのもこの頃からです。

ということで歴史的には
ざるそばともりそばを比べるとざるそばの方が高級!
ということになります。

現在のざるそばともりそばの違いですが、
お店によってはつゆが異なることもあるようですが、
つゆが同じなこともあったりするようですよ。

ざるそば

ざるそば

まとめ

というわけで、ざるそばともりそばの違いをまとめてみましょう。

ざるそばともりそばの違いは
ざるそばのつゆは高級で濃いこと、
ざるそばには海苔が載っていることです。

とはいえ、店によるとつゆは同じで、海苔が載っているだけの違いだったりもします。

意外に違いは小さいんですね!

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