お年玉を英語で説明するにはどうする?
2017/01/02
日本の子どもにとって正月のメインイベントであるお年玉。
皆さんもいくら入っているかな?なんて思いながら
どきどきしつつ、ポチ袋を開けた記憶があるのでは?
お年玉というのは日本独自の習慣なのでしょうか?
それとも海外に似たようなものがあるのでしょうか?
そして、何より外国の人に英語でどう説明すればいいのでしょうか?
お年玉は海外にもある?
そもそもお年玉は別名「年魂」つまり「年神様の魂」のこと。
新年に鏡餅を飾ると、そこには年神様が宿り、
その年神様の魂が宿っていた鏡餅を割って家族で食べることから、
生まれたのがお年玉という習慣です。
鏡開きといって鏡餅を割って食べる習慣は今でも残っていますね。
ちなみに家族の中でその鏡餅を分け与える役割を担っていたのが
父親だったことから、目下の人にお年玉をあげる習慣につながっています。
そんな由来ですから、当然全く同じ由来のものは海外にはありません。
年神様自体が日本の神様ですし。
とはいえ、「圧歳銭」という似た行事が中国にあり、
中国の影響の強い韓国やベトナム、シンガポールにも
お年玉のような習慣はあるようです。
海外の人にお年玉を説明するには?
海外の人、特に欧米の人にお年玉を説明するのは
なかなか難しかったりします。
というのは、アメリカなどでは子どもにプレゼントとして
お金をあげるという習慣がないんですね。
なので、New Year's presentなどというと
ちょっと正確さが足りないかなと言わざるを得ないのです。
完全に「新年のプレゼント」ですし…。
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なら、完全にNew Year's rice cakeなどとして
追加で説明する方が伝わりやすいでしょう。
言葉の意味としては「新年のお餅」ですが、
お年玉の由来を説明する上のまくらとしてはピッタリです。
たとえば、こんな説明を加えてはどうでしょう?
In Japan, we decorate rice cakes called Kagamimochi in our house
over New Year in order to welcome our Shinto gods.
We believe the Shinto god called Toshigami-sama
dwells in Kagamimochi.
After New Year's day, Japanese people crush Kagamimochi into pieces before eating them
with a wish of good health for their families.
Japanese used to call these small pieces of Kagamimochi "Toshidama".
After a while, this tradition has changed into "Otoshidama".
Instead of giving small pieces of Kagamimochi, we give children money under the name of "Otoshidama".
We can call "Otoshidama" as New Year's rice cake because of its history.
However, it is not rice cake but money.
こんな感じでしょうか?
なかなか難しいですが、
いろいろ説明をしてわかってもらえるようにしたいですね!