バルサミコ酢とワインビネガーの違い
2016/11/21
料理好きの私としては、
ちょこちょこ調味料などを買って、
料理のレパートリーを増やすのが楽しみの一つ。
最近気になるのが、ドレッシングで、
バルサミコ酢を試してみています。
コクが出て美味しいですよね。
そんな中、そういえばと思ったのが、ワインビネガー。
ワインビネガーとバルサミコ酢の違いって何なんでしょう?
2つともブドウからできた酢なのは間違いないんでしょうが…。
リサーチしてみました!
バルサミコ酢とは何?どう作る?
バルサミコ酢とはイタリアの果実酢で、
原料はブドウの果汁、
樽で長期間熟成されて作ります。
イタリアには原産地管理呼称法(D.O.P)というものがあり、
実はイタリアでもモデナ地区とレッジョ・エミリオ地区で作られたものしか、
バルサミコ酢とは名乗れないんですね。
バルサミコ酢と言えばとても高い酢なんですが、
その理由は100kgのブドウから1-2kgのバルサミコ酢しかできないから。
何でそんなことになるかというと、
バルサミコ酢の作り方によるんです。
バルサミコ酢を作るためには
まずブドウ果汁を煮詰め、
それを樽に詰めて発酵・熟成させます。
長いものだと12年以上も熟成させるのです。
そんな伝統的な製法を忠実に守ったものは
100gで1万円以上するのです。
もっと熟成期間が短いものでも6-8年は熟成されます。
もちろん、もっと熟成期間の短い普及品もありますが、
これはあくまでバルサミコ酢の類似商品。
それでも3-5年程度は熟成されているのですから、驚きですよね!
ワインビネガーとは何?どうやって作る?
今度はワインビネガーです。
ワインビネガーはその名の通り、
ワインから作られます。
伝統的な製法だと良質なワインを樫樽で3ヶ月間自然発酵させ、
その後大樽で半年から1年程度熟成させます。
これをオルレアン製法と呼ぶのですが、
この製法で作られたワインビネガーはほとんどなく、
フランスのマルタン・ブルーレ社が製造するもののみです。
それ以外のものはと言いますと、
工業的に短期間で作られています。
具体的にいうと、ワインに酢酸菌を添加して、
3ヶ月程度発酵させるんですね。
シンプルと言えばシンプルです。
バルサミコ酢とワインビネガーの違いは?
バルサミコ酢とワインビネガーの違いは何でしょうか?
元はブドウというのは共通ですが、
それ以外はかなり違いますよね!
バルサミコ酢がブドウ果汁から作るに対し、
ワインビネガーはワインから。
バルサミコ酢はかなり長い時間発酵・熟成しますが、
ワインビネガーは伝統的なものでも1年程度の熟成。
使い方ですが、バルサミコ酢はドレッシングに使う他、
様々なソースにも加えたりします。
ワインビネガーは
白だとドレッシングや魚介のマリネ、
ピクルスを漬けるのなどにも使います。
赤は肉料理やシチューなどに隠し味として使ったりしますね。
どちらかというとバルサミコ酢はスパイスのように使い、
いわゆる日本の酢のように使うのはワインビネガーですね。
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まとめ
バルサミコ酢とワインビネガーの違いをまとめてみましょう。
バルサミコ酢はブドウ果汁を長期熟成した高級酢。
ワインビネガーはワインから作られた酢。
色々な調味料があることで食卓も豊かになります。
2つの酢を使い分けていきたいですね!