白玉粉と上新粉の違いは?
2016/11/30
和菓子って難しいイメージがあるので、
なかなか作ることがないですよね。
作るとしてもわらび餅とかそれくらいでしょうか。
あとお汁粉なども作りやすいですよね。
そんな和菓子に欠かせない材料が、白玉粉や上新粉。
レシピにも名前がありますが、そもそもどんなものかわからないので、
和菓子にチャレンジするハードルを上げてますよね!
白玉粉や上新粉にはどんな違いがあるのか?
調べてみました!
そもそも白玉粉と上新粉って何?
まず、そもそもの話ですが、2つとも米粉の一種。
米粉とは小麦粉のように米を粉にしたもの。
グルテンフリーなので、
小麦粉の代用品などとしても注目されています。
日本では米粉はお餅を作るために使われます。
白玉粉と上新粉の違いの1つは
そもそも使われる米の種類が違うのです。
白玉粉はもち米の米粉です。
もち米からできるわけですから、
柔らかく、つるんとしたなめらかな食感の餅ができあがります。
それに対し、上新粉はうるち米の米粉です。
うるち米はいわゆる白米。
こちらはどちらかというと硬めな餅ができます。
しかも、のびずに歯切れが良い餅を作れるのが上新粉の特徴です。
白玉粉と上新粉の違いは?
白玉粉や上新粉にはどんな違いがあるのでしょうか?
使われる米の種類の違いもありますが、
作り方にも違いがあります。
白玉粉を作る場合は、まず、もち米を洗って水に浸します。
その後、水を加えながらもち米を挽き、沈殿したものを乾燥させるんですね。
寒い中、沈殿したものを乾燥するプロセスを繰り返すため、
白玉粉の別名は寒晒し(かんざらし)なんです。
それに対して上新粉の作り方も見てみましょう。
上新粉の作り方は、まず、うるち米を洗います。
その後、乾燥させ、うるち米を粉にして完成です。
このような製法の違いがあるので、
白玉粉はかなり粒子が細かい粉になりますが、
上新粉はだいぶ粒子が粗くなります。
白玉粉でできた和菓子の代表格が大福、
上新粉でできた和菓子の代表格が柏餅となります。
大福と柏餅の餅の部分の違いを思い出してもらえると
両者の違いがわかると思います。
ちなみに小麦粉に強力粉と薄力粉と中力粉があるように、
白玉粉と上新粉にも中間的な存在があります。
それがだんご粉。
その名の通りお団子を作るときに使う米粉です。
だんご粉はちょうど白玉粉と上新粉の中間ぐらいの食感を持っています。
歯切れはいいんですが、十分のびるような食感も楽しめるわけですね。
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まとめ
白玉粉と上新粉の違いをまとめてみましょう。
白玉粉がもち米、上新粉がうるち米からできていること。
白玉粉は挽いたもち米を水に沈殿させてから
乾燥させるプロセスを繰り返して作ります。
上新粉はうるち米を洗ってから粉にして作ります。
最近は、米粉も将来の食糧不足などを見越して
注目を集めいています。
米粉で作ったパンもできているくらいですからね!
お菓子以外にもこれからは米粉が使われて行く頻度が増えそうですよ!