祝日と祭日の違いは何?
2016/12/11
2017年は祝日のタイミングがよくなくて、
休日が少なくなるそうですね。
日本は年間15日と結構祝日が多い方なんだそうですが、
それでも休みがすくなるのは残念ですね。
ところで、日本では祝日だけでなく、
祭日という言葉も使いますよね。
2つ合わせて祝祭日と言ったりもします。
この違いは何なのでしょう?
調べてみました!
祝日とは何?
まずは祝日について。
基本的に祝日は国が建国や独立など、
国にとって大きな出来事や記念日を制定したもの。
アメリカ合衆国なら独立記念日などがそうですね。
国が制定するわけですから、
当然、法律で定められているものです。
日本の場合、その法律は「国民の祝日に関する法律」です。
1948年に制定されました。
その中では「国民の祝日」「振替休日」「国民の休日」の3つが定められています。
「国民の祝日」がいわゆる祝日。
国が定めた仕事や学校を休む日ですね。
それに対して「振替休日」は
祝日が日曜に被った時に代わりの休みになる日です。
2017年に祝日での休みが少なくなるのは
土曜に祝日が被っても振替休日にならないからです。
最後に「国民の休日」ですが、
これは祝日ではないが休みになる日です。
何だそりゃ?とお思いでしょうが、
これは祝日によって挟まれた日が休みになるというもの。
具体的には秋分の日と敬老の日に挟まれるなどですね。
近年シルバーウィークなどと言われているのは
国民の休日などを含めて休みが9月に続くことを指しています。
祭日とは?
それに対して祭日とはどんな日でしょう?
祭日の「祭」からも想像できると思いますが、
これは宗教的に大事な儀式を行う日のこと。
祭る人はもちろん皇室です。
祭事を行うのは伊勢神宮などですね。
ちなみに祭日には
元始祭、新年宴会、紀元節、神武天皇祭、天長節、神嘗祭、
明治節、新嘗祭、大正天皇祭、春季皇霊祭、秋季皇霊祭
が含まれます。
これらは1947年までは皇室祭祀令で休日となっていましたが、
皇室祭祀令が1947年に廃止され、
1948年に「国民の祝日に関する法律」が定められて以来、
祭日という言葉は正式なものではなくなったんですね。
祝祭日という言葉も祭日という言葉の名残ですね。
とはいえ、祭日の中でも祝日と重なっているものは多いので、
現在でも祭日に当たっていた日は休みのことが多いです。
もともと祭日で現在も祝日な日は以下の通りです。
2月11日:建国記念の日と紀元節祭
3月19日~3月21日:春分の日と春季皇霊祭
9月22日~9月24日:秋分の日と秋季皇霊祭
11月3日:文化の日と明治節
11月23日:勤労感謝の日と新嘗祭(しんじょうさい)
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まとめ
それではまとめてみましょう!
祝日とは国が建国や独立などを記念として定めた休日
祭日とは皇室によって執り行われる宗教上の行事が行われる日(現在は休日ではない)
こうなります!
色々と調べてみると面白いですね!